死刑のあり方
日本では死刑囚1人につきかかるコストはいくらか知っているだろうか?
あれだけ酷い事をして世間(裁判で)死んで良しと言われた人間に執行まで約1500万円以上かかると言われている。(裁判費用等含め)
遺族への無念等も考えると何回殺しても良いと私は考えています。
特に日本での死刑方法は首吊りによる処刑。
一番楽に死ねると言われております。
死刑囚の有効活用を考えて物語を作ってみました。
主人公のように、しかたなく殺人を犯した人も含め、死刑について少しで良いので考えてほしいと思い書いていこうと思います。
複数のコツコツとした足音が聞こえるそして俺の房で止まる
「おい、出てこい」
俺は
「何ですか?」
と答えるが返ってくる返事は
「いいからでて来い」
と刑務官が答える。
俺もなんとなくわかっている。
5人もの屈強な刑務官が並んでいる。
応じるしかないのか・・・・・・
俺は暴れる事なく、否応なしに指示に従い
廊下を歩かされる。
勿論いつもとは逆の方向に・・・・
そこで所長が待ち構えており。
「番号7番、川澄憲治」
ん・・・・?
気になったが今から処刑されると思ったらどうでも良かった。
「お別れの時が来ました。今から死刑を執行いたします。」
と言い渡され。
「連行!」
という、命令と共に刑場へと連行される。
死にたくない・・・・無念だ。
しかし、受け入れるしかないだろう。
いつか来るであろう日が今日だっただけなのだ。
廊下は30~40メートルぐらいあり
5メートルおきに見覚えのある職員が立っている。
俺は死にたくない。少しでも行き長らえたいという気持ちで
職員に挨拶をしていく。
「ありがとうございましま。お世話になりました。」
しかし、職員は無表情、無言を貫く。
全員が全員その態度だ。
確かに死んでいく人間に対してかける言葉などないであろう。
心臓はバクバクと音を鳴らし続けて、絶望感に支配されるが、
不思議と足は刑場へとゆっくりだがたどり着いた。
そして、教誨師のいる部屋へと連れてこられた。
俺は神などいないと死が迫ってる今でも神などいないとおもっている。
なので、
「祈りはいらない、飲み物と甘いものを食わせてくれ」
そういうと、最中を出され
喉がカラカラだすぐに出された水を飲み干し、小豆の入った甘い最中を食べたが喉を通らない。
半分ほど最中を食べた時に急に涙が流れたが、覚悟を決めた。
「遺書は書いてある、もう一思いにやってくれ、俺は最後まで謝らない、反省もしていない」
そういうと、刑務官が俺を目隠ししてくる
「俺はびびってない、目隠しなんていらん」
しかし、目隠しされ。歩かされる。
隣の部屋の刑場に歩かされたのだろう。
讃美歌が流れる。
そして、死刑執行される。