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記憶の扉が開くとき(あれ? あの小説のタイトルなんだっけ?)

作者: 相内 充希

 ふとした切っ掛けで、すっかり忘れていた記憶が次々と甦る。そんな瞬間は誰しもあるのではないでしょうか。


 それは例えば匂いだったり、色だったり、音楽だったり、ほんのささいな事だったりすることが多いように思います。


 別にそれを思い出そうと思ったわけでもないのに、一気に記憶の扉が開かれ様々なことを鮮やかに思い出す。そんな瞬間です。


 先日私の記憶の扉が開いたきっかけは、一編のSF短編小説でした。



 その日、なぜか真夜中に本を読みたくなった私は、本棚から適当に選んだあるSF短編集を読んでいました。

 小説は読んだら手放すことが多いため、本棚のなかには未読の小説ばかり。なかなか幸せな環境ですが、積ん読百冊越えはそろそろヤバイかもしれません。


 話がそれました。

 その日手に取ったのは、特に決めたわけでもないのに七年に一回読む、そんな作家さんの本です。

 この作家さんの本を読むのは三冊目……のはずでした。


 最初の短編を読み終わる。


 あれ? これ、子どもの時に読んだことがある。

 挿し絵さえ思い出しました。

 でもこの時読んだ文庫本にさし絵はありません。


 思い返せば小学生の時、近所の公民館にある小さな図書室に通いつめ、シリーズものを片っ端から読んでいました。

 その中に色々な作家さんの短編SFを集めたシリーズもあったので、それだったかな?

 それとも、覚えているさし絵的に、大人の本を子供用にした本だったかな?


 検索してみましたが、思い出せませんでした。


 それは簡単な線で書かれた男性が、タイムマシンの中で一粒涙をこぼすイラストです。

 なんとなく、記憶の中では海外のSFのような気がしてましたが、日本の作家さんだったのですね。

 SFの好きのかたならピンときた人もいるでしょうか。


 ネタバレしますと、この時読んでいたのは、梶尾真治さんの「美亜へ贈る真珠」です。

(余談ですが、七年前に読んだのが「クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ」、十四年前に読んだのが「黄泉がえり」だったりします。SFに限らず連作短編はたまに読みたくなります)


 さて、この話を読んだことをきっかけに、突然小学校高学年当時読んでた色々な本を思い出しました。

 通っていたのは小さな図書室です。蔵書はそれほど多くありません。

 その中でも子どもの読める本は全体の半分弱でしたので、ある日それ以外の本にも挑戦しよう、厚い本も読んでみようと様々な本にどんどん手を出してました。

 今思えば分量的には大したことがない本でも、当時の自分には文庫本やソフトカバーなど、中学生や高校生、大人が読む本に「挑戦」してみた本だったんですよね。それでも子供なのでとりあえず表紙で選んでましたが、今と違って図書室にはかわいらしい表紙の本なんてほとんどありませんでした。

 それにしても、我ながらよく覚えてるなと思いましたね。


 興味のある本が一段落すると、面白かった本を何度も何度も読んでました。年間数百冊は読んでたと思うのですが、タイトルだけあげるとその半分以下になるかもしれません。


 読んだ本が置いてあった棚、上から何番目まで出るくらい覚えてます。


 それなのに、お試し的に片っ端から読んでた本はタイトルや作家が出てこなかったり、その作家さんの本が一冊しかなかったりするものはなかなか思い出せません。

 その中で2つ、なんていう小説だったか気になるものがあります。


 読んだ本のタイトルを記録し出したのが中学二年生からだから、たとえノートめくっても小学生の時に読んだ本のタイトルはわかりません。


 ああ、思い出せない。


 思い出せないSFの本のタイトル。

 検索しても思い出せない本。

 普通の本になってるものはそのうち思い出せるかもしれませんが、複数の作家さんがまとまってるとなかなか難しいです。


 ひとつは作家さんにあまりに驚いた本。

 だって中学生だったんです。自分とたいして年の違わないお兄さんが本を出してる! すごいなと思ってました。


 ひとつは短編。

 今も自分の創作の基本になってるパラレルワールドの設定があるんですけど、それを読んだとき、別に変わった設定じゃないよね、普通だよねと思った記憶があります。

 内容はわりと覚えてるんだけどな。


 昨日のことより子どもの頃のことのほうが覚えてたりするものですが、点と点はふわふわしてるのに、線で繋ぐことができないのはもどかしいものですね。

 記憶の扉は開いても、その奥には引き出しが隠れていて、なかなか立て付けが悪い部分があるようです。力づくではなかなか開きません。

 そんなとき、他の人はどうしてるのでしようか。



 さて、以下はおまけです。お遊びです。

 興味のある方はお付き合いください。


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-





 えっと、あとがきです。


 ここまで呼んでくださった賢明なる読者の皆さんへ質問です。

 私が以下に出すヒントを参考に思い当たる本はあるでしょうか? ピンときたらぜひ感想欄へ。1冊目と3冊目はそのものずばりではない回答がいいかもしれません。

 答えは後日書くということでどうでしょう。

 ➡このページの最後に、解答ページへのリンクを貼りました(2019.6.26追記)


 ではいきます。

 1冊目。

 思いだせなくてモヤモヤしてましたが、実はこれを書いていたらタイトルを思い出してしまいました。書くって偉大。

 以下に最初に出そうと思っていたヒントを書きますので、よかったら考えてみてください。


 ヒント

 出版は多分80年代。

 表紙に恐竜と水上バイクのようなタイムマシン? に乗った主人公。

 タイムパトロールの話だったような気がします。

 何より特徴は、著者が中学生だったことです。


 2冊目。こちらは本気でわからないので、わかったら喜びます。


 ヒント

 主人公は女子高生。仮にA子とします。

短編。

別の世界に生きる別のA子は科学者で、その実験の影響ですべての次元のA子がほかのパラレルワールドに移動してしまいます。

 科学者A子は移動先も科学者だったためそこでも実験を行い、無事自分の次元に帰れますが、女子高生A子は自分がアイドルになってる次元に行ってしまいファンに追いかけられるラストという内容です。

 帰れたの、原因作った自分だけかいと突っ込んだような。


 3冊目。

 表紙で選んだ、小学生の私が最初に借りた本厚い本はなんでしょう?全部で5冊借りました。


 ひとつは「はてしない物語 (ミヒャエル・エンデ)」。

 主人公が読んでる本の表紙そのままの装丁を何度も見返しました。


 ひとつは「コンタクト(C・セーガン)上下巻」。

 これは一回読んだだけではよくわからず、中学生の時にもう一度読みました。表紙の地球が綺麗だったんです。


 最後の1つが問題です。


 ヒント

表紙は眼鏡をかけた女の子。

上下巻。

ヒロインと作家の名前が同じで、異次元タクシーだか宇宙トラックだか忘れましたが、地球人ではない何かの事故が原因で作家志望ヒロインの脳内キャラが実現化してしまう。

作者のヒントは、このおまけの書き出しです。


 小6から中学にかけての頃は、それまでの読んでた世界名作系から一気にSFばかり読んでたようです(ミステリーやファンタジーも多かったですが)。


では、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。あの特徴ある締めはさすがに真似しませんのであしからず。


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解答を2019年6月26日の活動報告に書きました。➡こちら
― 新着の感想 ―
[一言]  3つめはわかります。  …書いちゃっていいのかな?  「・・・・・絶句」ですよね。  新井素子で最初に読んだ作品でした。  高校の図書室にあったんです。  拙作「それは坂道を転がり落ちる…
[一言] 梶尾真治さんと新井素子さんが大好物ですので、三つ目のタイトルわかりました‼
[一言] 「初恋」企画の作品に感想を書こうと思いつつ、ついこちらに先にお邪魔してしまいました。 そうそう、図書の棚の位置までわかっているのに、肝心の作者名とタイトルがわからないことって結構ありますよ…
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