表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載中止】魔族が悪というのは偏見です。  作者: 天野 星屑
魔界    
25/35

25:先代


「お前には、最高の武器をやろう」






「ありがとう」


年の差故に、敬語を使いたくなるが、初対面の相手にそれでは、確実にナメられる。まあなめられてもいいのかもしれないが、俺なりの考えだ。







「その代わりに、儂の話を聞いてけ。お前のためにもなるはずだ」






「…………わかった」


結構悩んだが、聞くことにした。この爺さん、うそをつくの、下手くそだな。嘘をついてねえってのが、わかるから、少しでも嘘ついたら、その表情でわかる。






そして、じいさんのはなしが始まった。

   



     ※※※※※※




お前は、英雄王と呼ばれた“先代の勇者”のことを知っとるか?





ふむ、知らんか。じゃあ少し説明するとしよう。あいつのことを一言で言うと、性格まで英雄だった。弱きものを救い、救われぬ者の味方であった。






 じゃが、アイツが魔族の勇者であるために、絶対に戦わなならん相手がおったんじゃ。







人間の勇者だ。互いに仲が悪くて、そのせいか、ひとつもわかり合おうとしなかった。






 そして、二人共消えた。全力で相殺しあったらしい。空間を巻き込んで消滅しやがった。







 あいつは、人間とか獣人のことを何も知らずに逝ってしまった。






じゃから、お前は気をつけろ。この世界の姿を自分の目で、絶対に見ろ、いいな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ