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12/13

10 は? 聖水なんて出せるわけなねーじゃん。ただの水道水だよ! 1


「今日からこのメリケン猟の強化として配属されまいた! テーメでっす!」


「おうおう新人君、嚙み嚙みじゃねーか」


「かわいい顔してるな。モンスターに食われねえよう戸締りはしとけよー!」


「HAHAHA!」


なんだあのあのおっさん。きっしょ……。


◆◆


「聖女様だー今日も聖水うってる」

「へーあれが噂の聖水……」


「悪魔がでたぞ!」

「大変だ! この聖水もらってきます!」

「てめーこのやろう! 金払えよ泥棒! 待ちやがれアホンダラァ!」


◆◆


「おらー! くらえ!聖水!」


なんで……きかない!?


「くそ! 剣で倒すしかない!」


なんとか倒して聖女に問いただす。


「どういうことですか効かないですよこれ!」

「人の商品盗んで使ったバチだよ! こっちも商売なんだ金払え」

「緊急事態だったんですから仕方がないでしょう! 聖女らしくない話し方!」


「その話今関係あるか? お前は万が一、食事中に悪魔が現れたら金払わずに店を出て退治に行くんだろ? 緊急事態だからって無銭飲食するんだろうな?」

「それはあなたの推測でしょう!?」

「え、同じことじゃん。売り物を知ってて強奪したのも緊急事態だったもんな。人の本性はああいうときに出るもんだよ」


「お金は払いますよこの会話無駄ですし」

「まいど。あばよ!」


◆◆


「おうおう聖女様と喧嘩とは」

「あの人本当に聖女なんですか!? クビにしてください」

「新人がわがまま言うな!」


父上に言いつけてやる!


◆◆


「お前もう俺の息子じゃねえわ。自分の非を認めないイキリはしね」


◆◆

いいかいテーメ。人のものをどんな理由があろうと盗んではいけないよ。

ママとの約束。



「くそ……わかってるけど……」


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