表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/13

8 やっとクソ姫から解放される!



「ディエル!でぃえる!たすけて!」


悪行の限りがバレてクッソナ姫が処刑される。

いやーありがとう! 宇宙軍とか騎士団の人とか神様みんなありがとう!


「雑な打ち切りエンドだ。俺でなきゃ読み飛ばしちゃうぜ」


「ありがとうっていい言葉! あばよクッソナ!」



隣にはアイレアと娘がいて、白い犬と豪華な別荘でハネムーン!


「あーしーあーわーあーせー」


邪魔者がいない生活。祝福と約束されたハッピーエンドゥ!






「ディエルぼっちゃま?」

「ファ!?」


いけないいけない。幸せすぎて妻を放置して寝こけていた。


「犬の世話しないと、腹すかしてるだろうしな」

「犬なんて買ってないわよ? ディエル~」


え、夢オチ? なんでアイレアの顔がだんだんクッソナへ変化しているだ!?

おらこんな嫁いやだ! 夢であれ!





「ぼっちゃま、おはようございます。お食事の用意ができています」

「……俺はまだ嫁を見ている?」

「大丈夫ですか? 寝ぼけてます?」

「ちがう、嫁……夢じゃないよな!?」

「せっかくシェフさんが作ったの、冷めてしまいますよ」

「それはいけない」


半日ほど夢と現実の区別がつかなかったものの、いつも通りであった。

相変わらずのしつこい手紙、これに慣れるなど最悪だ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ