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貴方が私の生きる理由

作者: 文月 譲葉

昔書いてたネタ集から引っ張ってきてみました。

多少手直ししたんですが、ほぼ当時の内容そのままですね。


夢と(うつつ)のその狭間

私は狭間で現の夢を見る


人の世で生きるのに疲れたから

死のうと思ったの

きっと一般的であろう方法で自殺を謀ってみたの

後少しで成功するところだったのに……

邪魔されたせいで

ちゃんと死ねなかったのね

だって私、まだこんな所で

私の居ない現の夢を見ているんだもの


夢と現のその狭間

生と死の間

魂が一時の安らぎを得る場所で

私は一人留まり続けている


一人、また一人と去り逝く人達

事故、病気、自殺―――理由は様々

後悔など何も無いのだと笑って逝く人

まだ生きたかったと苦しげに顔を歪める人

本当に沢山の人が居たわ

皆、私に生きていた頃の事を少し教えてくれた

まだ迷っている私に、教えてくれたの

そして必ず終わりに言うのよ

『後悔の無い人生だったかい?』

『やり残したことはないのかい?』

そんなものある訳無いじゃない

だって私、

自殺しようとしたのよ?


夢と現のその狭間

私は狭間で現の夢を見る


病院のベッドの上に、私の身体は横たわる

その場所に貴方は毎日やって来る

ただ呼吸(いき)をするだけの私の身体に

貴方は毎日話しかけている

その姿を

私、この狭間からいつも見てたの

貴方を見ていると

もう少し生きてみれば良かったかなって思うの

死を望んだ筈なのにね

まだ間に合うかしら?

私、

貴方と生きてみたいわ

本当はずっと迷っていたの

死への旅を始める事に。

再び目覚める事に。

でもそれも今日で終わりにするわ

私、貴方と生きたい

ここで過ごすのも今日でおしまいにする

そして

新しい私の人生を歩もうと思うの

目覚めたら、

真っ先に貴方に言おうと思ってる

ありがとうって

今までの弱い私とはここでさよならね

これからはもう少し強く生きるわ

新しい私になるのだから


夢と現のその狭間

魂が一時の安らぎを得るその場所で

一人留まり続けたその人は

生きる理由を探してた

理由を見付けたその人は

笑顔で狭間を去って行く

読んでくださってありがとうございました。

ここから「新しい私」の話が始まりそうな?感じですが、今のところネタが思い浮かばないんでこれで終わっちゃいます。

中途半端で申し訳ないっす・・・


自身に生きる理由が無いから死を選んだとしても、実は気付いてないだけで誰かがちゃんと見てくれている・必要としてくれている、そう読者の皆さまに伝われば良いなって思ってます。

かなり解り難い文体だと思いますが・・・


誤字脱字の指摘や感想・評価等お待ちしてます。


以上、譲葉でした。

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