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城壁のガンナー  作者: tw
57/60

57.結婚式と新たな家名

王都から帰って来た翌日、俺は1人で新しい武器の試射をする為にリブムント北東部にある山の奥へと足を運んでいた



その新しい武器は見た目はほぼショットガンだが口径が40mm以上あり長さは45cm程と短く太い、鑑定〈ワールドディクショナリーによる鑑定、以後鑑定と省略〉によるとグレネードガンと表示された


今までの拳銃やライフルとは違い魔石を後付け出来ない事だ、その分発射した魔力弾には自動で爆裂弾として撃ち出される対空や多くの敵がいる場合に重宝しそうな性能だった



試射した結果は上々だが使う場所は選ばなければならないな、射程は役500メートルで的の代わりとなった体長5メートルを超えるロックドラゴンが半径20メートル以内の木々と共に爆発四散していた


バーネットの爆裂魔法と良い勝負が出来そうな結果に軽く冷や汗が出た・・





そんなこんなで一週間が過ぎ王都にて宝箱とガスバールの書の内容を確かめる為にクランのメンバーに集まってもらった



『皆んな集まったね、じゃあ宝箱から開けてみようか』



俺が言葉をかけてからクラン本部の会議室の大テーブルに宝箱を出した


宝箱を開けると中には赤と青の短剣が一振りづつ、2メートルを越える両手持ちのバスターソード、黒い皮に赤いラインの入ったブーツ、そして金貨が詰まった革袋に指輪やネックレスが入っていた



どれも一級品の品々で特にバスターソードはオリハルコンとアダマンタイトの合金製で鑑定では〈魔剣ドラグイーター〉と出ていた



〈魔剣ドラグイーター〉


筋力を20%アップ、不滅、対ドラゴンのダメージ50%アップ


不滅は折れる事も切れ味が鈍る事も無く常にこの状態を保つ事が出来るらしい・・


流石ファンタジーの世界だ、こんなの扱えるのはリアムぐらいだろう




二振りの短剣は


〈紅牙〉〈蒼牙〉


属性ダメージ付与、速力25%アップ、


火と氷の属性ダメージを与え、尚且つ速力も上がるウロボロスのレオンとレニにプレゼントしよう



〈黒炎のブーツ〉


火属性のダメージ50%カット、火属性の攻撃20%アップ、速力15%アップ



始めはバーネットに渡す事を考えたがバーネットから断られ代わりにアーデルハルトに渡す事となった、前衛としても中間でのバランサーとしても十分な働きが出来るアーデルハルトなら使いこなせるだろう



指輪やネックレスにも魔法系の効果があったので〈蒼炎の弓〉のカリーナと〈夜明けの光〉のアンナに渡す事にした



また、ドラグイーターを渡したリアムが余り使わない武器を他のメンバーに譲ってくれた事で其々のパーティーの総力が高まっている





そして問題のガスバールの書はバーネットとマリーナを中心にクランの魔法を使うメンバーや研究所のメンバーで研鑽して個々の実力を大いに伸ばしていく事となるがそれによりまた面倒事にも巻き込まれる事となるのだが・・・







そして3ヶ月が経ち俺とアローネの結婚式当日を迎えた


アローネは純白にオリハルコンを加工した金糸で彩られたドレスに身を包み俺は白にミスリルを加工した銀糸で彩られたタキシードを着て王都の教会にて多くの人に祝われながら式を終える



その後、王宮内での披露宴にて多くの貴族達から祝いの言葉と共に自分達の家系に連なる女性を側室にどうか?と勧められて嬉しさより鬱陶しさをプレゼントされていた



この会のメインは俺とアローネのダンスだった、この日の為にここ一月程アローネと共にダンスの練習に励んでいた甲斐あってそう悪くない出来であった



アローネは小さい頃から王族の教養の一つとして嗜んでいたが俺は完全な付け焼き刃だ、無難にこなせば及第点と言った所だろう



ダンス中アローネは本当に嬉しそうに笑顔を浮かべていた、俺とアローネのダンスが一区切り着くとアローネは父である王と、俺はマリーナやクランメンバーの女子と踊る、参加した貴族もそれぞれ周りで踊っていた





ある程度踊った後、俺は王宮のバルコニーにて風に当たっていると後からアローネが近づいて来た



「ラインハルトどうしたの?新郎が新婦をほったらかして」


『あ〜すまないね、少し疲れてさ』


「そうね、私も疲れたわ、でもそれ以上にラインハルトとこうして一緒になれた事を喜んでいるのだけれどね」




そんな話をしていたら後から



「こんな所で主役2人が何してるのかな?」


振り返るとビクターがニヤニヤしながら近づいて来た


『疲れたからな』


「だろうね、ただこの先こう言う機会は増えるから慣れてもらわないとね」



『慣れるモノなのか?』


「嫌でも慣れるさ」


ビクターとたわいもない会話をしてると


「ビクター、せっかく2人でいるのを邪魔しないで貰いたいものね」


アローネがビクターに不満を告げている



「それは、それは大変失礼しました姉上、ただ国王が御二人を探しておりましたので、呼びに参った次第ですよ」


「あら、時期国王様に雑事をさせてしまい申し訳ありませんね」


「いえいえ、この程度なんの事もありませんよ」


2人のやり取りを眺めながら笑っていると



「こんな所にいたのか?ラインハルト、アローネ2人共来てくれ」


国王直々に呼ばれて俺達はフロアへと戻って行く



披露宴はもう終わりを迎えていた、参加者もそれぞれが親族達でかたまり国王が最後の挨拶をする様だった




「本日はラインハルト・ミューラー伯と娘アローネの結婚式、並びに披露宴へと参加し祝ってもらい感謝する、そしてこの場を借りて発表したい事がある」



国王がそう言うと周りの貴族達が微かに反応していた



「ある程度話は聞いていると思うがこの度ラインハルトを辺境伯として旧マグナッド領の大部分を与える事となる、尚この事は先だってのマグナッド達の反乱鎮圧と先日のゲスタラント領でのスタンピードを収めた事による恩賞である、更にラインハルトには新領を与えるにあたって新たな家名を与える、ラインハルトよ我が前へ」



『はっ!!』


新たな家名の事は聞いていなかった為一瞬戸惑ったが何とか反応出来た




「本日より其方にハウザーの家名を与える、ハウザーはこのブルグムント王国の初代宰相を務めた者の家名だ、残念ながらこのハウザー家は断絶してしまっていたのだがラインハルトが継ぐのであれば初代宰相も喜んでくれるであろう」



『有り難き幸せ、本日よりラインハルト・ハウザーとしてブルグムント王国の為に尽くします』


「うむ、ミューラーの家は弟のアーデルハルトに継がせよ、そして其方の家臣としてミューラー家に男爵の爵位を授ける、アーデルハルト!よいな辺境伯を助け王国へ尽くせ」


俺の側に移動していたアーデルハルトが


「かしこまりました」


ひざまづいて答える



こうして無事?に俺とアローネの結婚式と披露宴が終わる



そしてその翌日俺は冒険者ギルドからSランクへと昇進する事が伝えられた





読んで頂きありがとうございます

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