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一方、香苗はというと。

「チッ、居ないな。何処へ逃げた……?」

鈴鳴奈達が飛ばされた方角に雑木林を見つけ、彼らが隠れているのではないかと捜索しているところだった。香苗は苛立たしげに舌打ちをすると、扇子で目の前の草を払った。

いくら探しても鈴鳴奈は見つからず、香苗の眉間の皺がだんだん深くなってゆく。その時、黒服の一人の声がして香苗はそちらを振り返った。

「奥様!ここにこんな物が!」

「これは……。鈴鳴奈が身に付けていた帽子」

と、今度は別の場所にいた黒服が女性物の鞄を持ってやって来る。

「これは鈴鳴奈の鞄……。どうやらここにいたことは確かなようだな。行くぞ」

香苗は黒い女優帽をくしゃりと握ると、キッと前を向いた。香苗の言葉に黒服達は整列し返事をする。

「はッ」

「うぴょっ」

相変わらず奇怪な声を上げる顔色の悪い小男に、香苗はついにため息まじりに言った。

「貴方……そのうぴょうぴょ言うのを止めていただけません?イライラします」

鈴鳴奈の父親はピッと敬礼するとこう言った。

「うぴょっ、申し訳ないぴょっ」

その返事を聞いて香苗は額を手で覆う。

「はぁ……。もういいです。行きますよ」




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