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第六話「俺、夢を見たんだ」「どんな夢?」「泡沫の夢だったよ...」「あっそ」
俺は寝た。
すると夢を見た。
そこには大量の黒人系の外国人がいた。
「おはよう」
そいつらの一人が挨拶してきた。
なんか後ろにあるな、と思って黒人共の後ろを見てみるとそこにはどでかい猫がいた。
どでかい猫を見ていると、急に猫の首が三つになった。
殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!
そんな声が周りを埋め尽くした。
その声がうっとおしかったのか、猫が前足を横に払うと、それだけで黒人共が一人残らず死んでいった。
「後は...頼んだ」
黒人の一人が俺にそんなことを言うと、絶命した。血は緑色をしていた。こいつら人間じゃねぇな。
それでも俺は脈絡なく寝始めた猫に一発蹴りを入れた。
猫は死んだ。ちなみに、死因は溺死だった。
そうしたら俺も死んだ。死因は蹴った衝撃で足が粉砕骨折したからだった。
「この夢面白くない?」
「面白くない」
今日も有栖川はギャグに慣れてて、ギャグに厳しい。