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第十話「俺、夢見たんだ」「どんな夢?」「クソみたいな夢だったよ...」「知ってた」
俺は超能力者を家に連れ帰ってから寝た。
すると夢を見た。
前と同じ黒人系の外国人がいた。
「久しぶりだな」
昨日会ったはずなんだけどな。それとそいつらは頭が金平糖になっていた。
あの猫を探してみた。見れば普通の猫の大きさになっていた。
普通の猫を見ていると、猫は急にあくびをした。
殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!
そんな声が周りを埋め尽くした。
黒人金平糖は猫を踏みつぶした。
すると踏みつぶした金平糖は縮んで猫になった。
猫が他の金平糖に触った。
するとどんどん猫になっていく。
「後は...頼んだ」
最後の一人が猫になる寸前に俺にそう言った。そいつも猫になる。
俺は猫に一発蹴りを入れた。
猫は死んだ。死因は気圧差による肺の破裂だった。
そうしたら俺も死んだ。死因は心臓が猫になったからだった。
「この夢面白くない?」
「純鉄様、怖いです」
超能力者でも、これは怖かったか...