第1章 3少女の崩壊と決意
国の名前とかかなり適当なのでなにか思ったらコメントください。
私の名前はアリス。アリス マギア レルフォード。私の国の名前はマギア王国と言って、愛の女神「フレイヤ」を信仰していました。マギア王国では愛はもっとも美しく尊きものとて扱います。ですが、隣国のザカラム帝国の急な侵攻によって防衛線は早くも陥落。王都の到着ももうまもなくときた時、国王様の計らいによって王都を脱出させられました。しかし、脱出の際に私の姉妹である第1王女と第3王女は捕まり奴隷に落とされてしまいました。
私はマギア王国の奪還を目的としてまずは隣国のヴァザール森国を目指していましたが、盗賊の追っ手によって捕縛され理不尽に暴力を振るわれ続けました。目の前で私に付き従ってくれた彼女たちを暴力で屈服させようとした盗賊たち。そして何も出来ない私。情けなくて情けなくて、死にたい、あぁ゛死にたい。いや違う、悪いのは奴らだ。憎い、憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて、憎むだけじゃいけない。殺す殺す殺す殺す殺すコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス...でも...『死にたく...ない...』。
「楽しみ中失礼します。」
その場にはあまりにも似合わない気持ちの良い笑顔を向けた少年がいました。
「君たちそこで死にたいかい?」
そんなのダメに決まってる!私の大切な愛する人たちに手を出す者に生きる価値なんてない!
「もう一度訊こう、君たちはそこで死にたいのか?」
「嫌だ...ま、まだやらなきゃいけないことが...」
「じゃあ僕が助けてあげよう♪」
その時の彼の顔は無邪気な子供のような顔していたが私にとってはまるで悪魔のように感じてしまった。だけど、このままならいっそ悪魔に心臓でも捧げてもいいかもしれない。
「そのかわり僕の願いも聞いてもらうからね♪」
「分かり...ました。」
そのあとの展開は目を疑ってしまいました。彼の眼が妖しく光ると盗賊たちはまるで蛇に睨まれたカエルように動かなくなり、彼の短剣で切り殺された。その立ち回りはまるで踊っているかのようでその笑顔と相まって妖艶に見えた。すると、死体から血が抜け出し数十本の血槍が形成されて、10人の盗賊が串刺しにされた。『見たことがないスキルだ。いや...ユニークスキルかな?』それになによりも驚いたのが最後の2人の盗賊対して使ったスキル。触れただけでまるで最初から何も無かったかのように消えてなくなっていてなんなのか全く検討もつかなかった。
そしてこれからについては生きるも死ぬも彼が決めること。だけど...もし彼が私たちを救ってくれるなら!!私はなんだってしよう!必要ならあるゆる物を【盗もう】、必要ならどんな人でも【騙そう】、必要ならどんな物でも【捧げよう】、必要ならたくさんの人を【殺そう】。
お母様『人はいずれ選ぶ時がくるわ。その選択は誰かを幸せにするけど、誰かを不幸にもする。大事なのはその選択で何を得て、何を理解するかよ。』
私決めたよ。
『おとぎ話のような国の奪還はできない。なら、私はどんなことでもする。泥水を啜ってでも生き残って、最後まで醜く足掻き続ける!』
そう心に誓い。彼のもとに2人と一緒に向かうのであった。
お母様『』
の所は昔の回想って扱いです。
次回は彼らの事情説明シーンは省かせてもらいます。
戦闘シーン書くの難しいよ(涙)