第1章 1 新しい愛を求めて
作者「文章力に自信ないなぁ〜」
今日もいつもと同じように人を殺す。次の日も殺す。その次も、さらにその次も人を殺す。なぜ殺すか？理由は幾つかあるけど、一番の理由は気持ちいいからだ。殺した時溢れ出てくる血や臓器はとてもとても紅くて心地よくて、その時が唯一屍から愛を貰ってると実感出来る。
だけどこんなこと続けてたら終わりは当然やってくる。そんな事を考えながら僕は血溜まりの中で横たわっていた。
「まさか、あの時の餓鬼がここまでの殺し屋になるとはな。」
「Kisamaaaaa!!」
人の声とは言えない声を上げ、僕はただ目の前の元恩師を睨む。
「そうカリカリするな、お前が死ぬまで昔の話でもしよう。初めて見た時は確か偽親がお前を【殺そう】とした時だったか？あれは笑ったよ。しかも、少し情をやったらめっちゃ懐いてたしなぁ。殺しの技術を教えて殺し屋に育ててやったら数年でブラックリストに乗るまで育ったんだから驚きもんだよなぁ。だが、俺も殺し屋だ。依頼されればどんなことでもする。例えそれが自分の弟子でもだ。」
その瞬間彼は少し悲しい顔をした。だが、僕にはそんな事に気付く余裕は無かった。ただひたすら思った。『もっと…もっと色んな愛が欲しい…』そして、
「これが最後だ。」
そう言って彼は左手に持っていたリボルバーを僕のこめかみに突きつけた。
「お前との日々はなかなか楽しかったぜ。」
その発言と同時にリボルバーから火花を吹いて僕の意識はシャットアウトした。
次に目を覚ますと僕は真っ暗な世界にいた。でも、目の前の彼女は見えた。見えないほどに暗いはずなのに、彼女だけは見えた。
「ここは？君は誰だ？」
「私は神様だよ♪そしてここは神界でその中の【転生の間】っていうところだよ。」
かなりすごいところに来たようだ。でも、そうか転生の間か…
「あまり驚いてないみたいだね。まっ、その方が楽なんだけどねw」
「驚いては一応いる。それよりも僕がここにいるってことは…」
すると神様は不敵な笑みを浮かべ
「君の思ってる通り、君は異世界に転移させる。」
「ん？僕は転生じゃないの？」
「本来は転生だが君は昔から気になっててね。特別にそのまま転移させようと思ってね。」
正直言ってどちらでもいい。転生すれば新しい愛を手に入れられるが、今の愛(殺し)は出来なくなってしまうんではないかと。
「君は愛が欲しいんだよね？」
「ああ、愛が欲しい」
「じゃあ今のままが1番君のためになるよ♪」
「神がそう言うなら僕は構わない」
「それじゃ決まりね♪じゃあ次はステータスって念じてみて」
「わかった」
『ステータス』
名前 神月 蓮 年齢 17歳 職業 殺し屋 種族 人種
スキル
・鑑定・暗殺術・銃短剣術・魔力操作・並列思考・全耐性
ユニーク
・魔眼・魔具召喚・狂人化・鮮血魔法・虚無魔法
称号
・狂人・殺し屋・愛欲者・魔具の主・イカれた美学
「一応神界は別世界の扱いだからね。体が新しく再構築されて、その人にあったステータスを手に入れんだよ♪」
「これは凄いなぁ...」
「まあ、これらは向かうに(異世界)行ってからのお楽しみっとことでね♪」
これは向かうに行ってからやる事が増えたな。でも、【鮮血魔法】とか凄く気持ちよさそうだなぁ♪
「あとアドバイスね？スキルとか、生物、物には【鑑定】が有効だから、活用してね♪後【魔具召喚】は君の【求める】強さで召喚出来るものはだいぶ変わるから注意してね♪」
「色々ありがとう」
「構わないよ♪それじゃいってらっしゃーい♪【君が求める愛があらん事を】」
そうして僕の意識はまたシャットアウトしていった。
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