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エッセイ

柔道家の名言

作者: 太陽

新潟県新潟市出身の漫画家小林まこと先生の漫画「柔道部物語」には、ユニークな指導で高校の柔道部員を鍛える五十嵐先生が登場している


 モデルは新潟商業高校柔道部の顧問を20年間務めた五十嵐寛司かんじさんである

県柔道連盟の会長も歴任した。小林さんは新商柔道部の教え子で。漫画でコミカルに描かれる五十嵐先生だが、小林さんによると実際は異なり「そばにいるだけで居ずまいを正すほど迫力があった」といった



30代で柔道を始めた女性のことだ 

彼女は30代で初段審査という柔道家なら極めて遅く 柔道をはじめた 初段戦はあっけなく4戦全敗だった

相手はまだ柔道部の中学生徒や高校生たちの中でである


それに対して五十嵐さんはこう言っていた 「中高生に交じって挑戦したのは素晴らしい」と段位を特別に認めたのだった。息子の寛さんは「教え子からは怖い人だったと聞きましたが、家族には本当に優しい父でした」と振り返った



同じ柔道スポーツ漫画でいうと「YAWARA」を思い出す方も多いだろう 

主人公「猪熊柔」のモデルとなったのは日本の女子柔道界を代表する柔道家、山口香やまぐち かおりさん。彼女は中学から柔道界のトップ選手として活躍し、全日本女子体重別選手権で10連覇を達成、世界選手権では金メダルを獲得し、ソウルオリンピックで銅メダルに輝いた実力でそのしなやかな強さや「柔よく剛を制す」という言葉は今も柔道に刻み込まれている


もう1人 猪熊柔の師匠である 柔道の父である嘉納治五郎かのうじごろうはこう言っていた

「何事も、初めからうまく行くことは、少ないものだ」: 困難に直面しても諦めず、努力を続けることの大切さを示している


 五十嵐さんが自身の柔道人生をまとめた冊子の題名は「牛歩の修練」。その中で「牛歩-あきらめずに粘り強く、実践することにより確実にあることに近づいて行く、そんな言葉が私の心の支えとなっていた」と説く


何事もスピードが重視される時代 うま年の来年はその傾向が強まるかもしれない。それでも一つのことを成し遂げるには時間をかけて取り組むことが欠かせない。「一歩ずつ確実に」を屈指の柔道家の後輩に叫んでいることだろう


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