第九話
「小夜っ」
小夜が行き着いた先は、公園だった。
しばらく様子を見て、学校に行く意思がないことを確認した後、小夜を呼ぶ。
「どうしたんだ?いきなり公園なんかに来て、」
おれは逃げた理由がわからないフリをする。
その方が楽だから。
「星が『三日月さん』だなんて呼ぶせいでしょ?なんでわかんないの?」
今日の小夜は相当ご機嫌ななめならしく、口も聞きたくないというような態度が滲み出ていた。
「ごめんな、小夜。けど学校は行かなきゃダメじゃないのか?」
後ここじゃ冷えるし、と話しかけると、
「移動してあげるよ。星がもう…三日月さんって呼ばないって約束してくれるなら。」
小夜は、本当におれから『三日月さん』と呼ばれるのが嫌らしく、不安定で焦点がいまいち定まりきらない瞳でこちらを見る。
「うん、わかった。もう呼ばないから許して。」
二度と呼ばないなんて無理だろう。それでも、もう呼ばない、って言うのだ。
そう言えば、小夜が大人しくなるから。
小夜のことを理解していると言えば聞こえはいいが、その実態は甘言で小夜を操っているだけだ。
「本当?約束ね!」
そう笑う彼女を見て、おれは初めて理解した。
「おれって、最低だな。」
めちゃくちゃな鬱展開に…
この話はハッピーエンドに持っていけるのか。
あと今のところタイトル詐欺(((
最後にタイトル詐欺にならないよう頑張ります。
Thank you for watching!ではまた〜!




