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安アパートメモリアル!


もう少し『売れない漫画家さん』について説明しようと思う


なお、この小説の作者も似た様な立場であるが、本人のことではない!


コレはフィクションのようなノンフィクションの様なフィクションなのだ!


決してキャラの口を借りて今の漫画界を愚痴りたいわけではない、

ええ、決して!



と言うわけで、売れない漫画家さんのことである


売れない漫画家さんは、4話目で前述した通り

(前述と言われても覚えていないスタイルの方が多めだと思うので、以下コピペ置いときます)


*****


売れない漫画家さんは、いつも着古したパーカー、経年劣化でそうなったストーンウォッシュでダメージ加工風なジーンズ、千円カットさえギリギリまでケチるボサボサの髪、微妙に度数が合っていないメガネ、という出立ちである


正統派の「売れない漫画家さん」だ

ちなみに年齢不詳、推定34歳


*****


という売れない漫画家さんである

書いてないけど男である


このカフェ「おさんぽがてら」から歩いて10分ぐらいのボロアパートに住んでいる


しかしこのアパート、なんとK駅から徒歩30秒!

駅近、しかも3階建ての3階の角部屋なのに家賃がめっちゃ安い(管理費込みで40000円)


もちろん部屋は狭ーい1Kで、収納がほとんどなく、キッチンは幅60センチ未満でコンロは一個口、ユニットバスの水回りはすぐ詰まるなど至らぬ点も多いが、

それにしても小さなベランダ付き!大家さんが入居時に新品のエアコンも付けてくれた!

にしては超お安い物件なのだった


みんな口には出さないが

「こりゃ出るな…」

と思っていた


サンドウィッチ◯ンのコント風に言うなら、

1KUの物件、である


ちなみに作者はこれと同じ様な物件(渋谷から乗り換えなし電車一本15分、どこ駅か分かったらエライ☆)に住んでいたが、


幽霊は見なかったけど色々あったです、ハイ

そんなことより安さが重要でした

また機会があれば高知の幽霊話とともに書きたいと思います



で、築38年のボロアパートに住んでいる売れない漫画家さんは、

今、月刊の少年漫画雑誌に連載を持っている


売れないけれどいちおう連載があるのだ!


月に24ページ、実力に合わせたお安い原稿料では生きるのにギリギリである


大変ざっくり計算すると、売れない漫画家さんの原稿料は月に20万円に届かない


となると、アシスタントさんは雇えないから1人で描いている

自分の体に鞭を打つ以外の経費はかからない


しかし東京で生活するとなると、20万円未満なら、まず半分は家賃高熱費通信費交通費などで飛ぶ


残りの半分のうち、食費、服代、もろもろで


あっ


という間になくなってしまう


売れない漫画家さんは売れないからいつも生活がカツカツなのである!


唯一の希望は、年に4回、

つまり3ヶ月に一度出る「印税」だ

(年に何回出るかは出版社さんによって違うらしいゾ⭐︎)


電子コミックの発展のおかげで、

紙の単行本が出なくても『印税』がいただけるようになった

ありがたい…シミジミ…


しかし、ここ数年、この印税すらも、毎日大量に配信し続ける他の漫画たちのおかげで

薄く(安く)

なってしまった気がする…ヨ…

売れればいい話ではあるんだけどね…?


売れない漫画家さんの場合は、まー、友人の結婚式が1回あれば使い果たす様な金額である


というわけで、まあどうにかこうにか生きながられている売れない漫画家さんであったが、


生命線である「連載」が後4回で打ち切り、つまり終わってしまうというのだ!


「うう、どうしたらいいんだ…」

売れない漫画家さんは本気で頭をかかえた



さて今回は話が1ミリも進んでいないのと、

今そこで怪物が出た方が一大事じゃねーのかということは一旦置いといて

次に続きます!

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