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森の中を歩いていたが、何も見えなかった。
全く同じ場所が続いているようにしか見えなかった。
僕は夜が近づいてきたので、問題に思ってき始めた。
どうにかどこで寝る必要があるからだ。
だが、今日は寝れそうにない。
一歩外せばゾンビに食われて死ぬからだ。
まだ見える間に上れそうな、丈夫な気を見つけ、それを登って行った。
5mほど登ると、ちょうどいい場所を見つけた。
そこで座ると、だんだん蔵sくなっていく夜空を眺めていた。
森の中だったので、夜は全く見えなかった。
だが、1つ分かったことがあった。
1匹もゾンビが現れなかったということだった。
それがわかあった理由は簡単だ。
ゾンビの声が一度も聞こえなかったのだった。
考えてみれば、ここは森のど真ん中だ。
誰も来るはずがないような場所だった。
ゾンビがいなくてもおかしくなかった。
何時間も過ぎていった。
この木はちょうどいい座る場所があり、そこで座っていれば時間がどんどん過ぎていった。
バッグは腹の上において、棒を手に持った。
寒かったが、死ぬほどではなかったのでそこはよかった。
僕は日が昇ってくるのを目で感じ取った。
気にさえぎられて見えなかったが、空に見える小さな穴から赤い光が照らしてきて、地面が見え始めた。
やはりゾンビはいなかった。
僕は気から降りると、また歩き始めた。
長いこと歩いた。
すると、違う町が見つかった。
時間を見てみると、午前7時半ほどだった。
正確に言えば7時36分だ。
その町も静かだった。
だが、いいことに缶やペットボトルはたくさんあった。
とりあえず少しの間はここで暮らせるだろうと思った。
すると、後ろから足音が聞こえてきた。
僕はその場所で立ち止まった。
ゾンビなはずはない。今はいないはずだ。
ゆっくり後ろを見ると、ひとりの少年がたっていた。
小学生の低学年だ。
一瞬気が緩んだが、反射的に右へと飛びのいた。
すると、さっきまでいた場所をナイフが通り過ぎて行った。
もしもあそこにいれば心臓が貫かれて死んでいただろう。
少年を見ると、彼の目が真っ黒だった。
彼はにやりと笑い、ポケットからまたもや真っ赤なナイフを取り出した。
ついさっき飛んできたナイフだ。
僕は180度回転して、駆け出して行った。
運よく少し低い塀あったので、その反対側に隠れた。
少しすると、兵の反対側で足音が聞こえてきた。
自信たっぷりなのか、ゆっくり歩いていた。
彼は何も言わなかった。
目の前で止まると、そのまま足音が聞こえなくなった。
今、彼は塀の反対側にいた。
僕はひっそりとそこに座り込んでいた。
もしも見つかれば終わり、見つからなければ大丈夫だ。
だが、何も起こらなかった。
恐る恐る塀の反対側を見ると、そこには誰もいなかった。
だが、それでもやはり嫌な予感がする。
僕はなぜか左に飛びのいた。
すると、そこを何かが通り過ぎて行った。
黒い生き物だ。
あの牢で見た生き物だった。
だが、なぜか怒っているように見えた。
ここはたった一つしか方法はないとわかっていた。
僕は駆け出して行った。
彼に終われれば終わりなので、必死で走った。
だが、やはり追いつかれた。
僕は目の前で自分の腹を刃が貫くのを感じ取った。
すると、体の中を何かが流れ込んできた。
それと一緒に、強い痛みが来た。
「ガッ‼」僕は地面に倒れこんだ。
まるで何かが体の中に入ってきたようだった。