15話
奴等が近くにくる。
怖い。なんだこの空間は・・・見るな。俺に気付くな。
だが、どっちみちこのあと3年間もここにいるんだ。
いつかはバレる。
幼馴染達は何故か2年だし・・・クソ。その被害者がいるのに・・・むしろこんな出会いはあるのか?
こんな地獄に送り込んだ母親を・・したい。
いや、抑えろ。
今だけ、心のうちだけじゃ済まない。
今の俺はいつ爆発してもおかしくない。
今から抑えろ。抑えるんだ。
春 「・・・優」
春が震えている俺に気づいて手を握っている。
辞めろ。そんなことをされても何も変わらない。
その手はあの時に出して欲しかった。
・・・そもそも謝罪したって何をだ?冤罪を信じたこと?俺が兄じゃない方がよかったと言ったこと??
何をだよ。
クソ。どうして・・・どうして
俺はこの地獄の渦から投げ出させない。
いつも、俺は俺は・・・こんな目に
いや!!
全ては今回はあの悪魔と母のせいだ。
敵は、黒幕はいる。
やっぱり、許さない・・・
当然殺人なんてことはしないが、それに可能な限り近く・・・自殺したいと思えるほどの完全犯罪を達成させてやる・・・いつ・・・
その時に遠くで俺を呼ぶ声が聞こえた。
「・・・優先輩?」
バレてしまった。
ああ、ああ、あ
あ、あ
忘れもしない。一日足りとも恨みを忘れはしない。
・・・俺から全てを奪ったクソやろう。
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そして、入学式が終わりクラス分けとかはなくそのままみんなクラスメイトになってしまった。
通信だからなぁ
「・・・優」
春は俺の横から離れない。だけど、今は助かる
クソ悔しいけど
夏「・・・はぁ、ヒモかよ」
夏もうるさい。
そして、
秋「先輩、」
秋が俺達の元へ向かってくる。
奴がこっちに向かって来る距離は5秒も掛からないだろう。
だが、その一歩が一歩が恐ろしくとても長く、
まるで蛇が見えるようだった。
春「・・・なんで・・・いやもうあなたなんかに騙されない」
秋「・・・春ちゃん・・・優先輩」
俺はこの先も・・・いやこの3年間は解放されないこの地獄に居続けて心をすり潰されろう。
でも、逆に言うと3年で終わる。
終わるんだ。
そんなの耐えられない。また失うのかよ?
俺の最後の大人になる前の青春も全て・・・
嫌だ。こんな人生・・・
誰か、誰かを俺を救って・・・
俺を好きになってくれる・・・本当に優しい人間が
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冬視点
前の学校は虐められて辛かったけど、今度こそは・・・
いや、もう周りを見るとみんな組が出来始めてる。
私はまた、ダメなのかも知れない・・・
いやだ。私だって・・・
【ナメクジ】【こんな髪似合わないよ】
私だって
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