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チート能力【200字】

作者: 島猫。

武 頼庵(藤谷 K介)様 主催の『イラストで物語』企画(企画期間:R6.3.15~R6.4.15)参加作品。

使用イラスト:テーマ用(1)

挿絵(By みてみん)



 朝から強風だ。

 満開の桜、花びらが舞う。


 ふわっ、と香りが鼻を掠めた。

 黒髪を揺らし、女子高生の背中が遠ざかっていく。


「待って!」


 咄嗟(とっさ)に声を掛け、引き留める。



「?」


 進む足を止め振り向いてくれたものの、怪訝そうに眉を寄せる彼女。




「貴女の昨日の夕食は焼き肉ですね」










「は?」



 正解を言わぬまま険しい顔で立ち去る彼女を、僕はただ見送るしかなかった。





 天より与えられし「ちぃとイイ嗅覚」を活かす術を、今なお模索している。


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― 新着の感想 ―
[一言] そっちかいW 上手いw
[良い点] これは良いチート\(^o^)/ [一言] 面白かったです!!
[良い点] 確かに、その能力は活かせる時が限定されそうですね。 頑張って鍛えて警察犬並の力にまで達すれば、色々と役立てられそうです。
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