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制御装置が壊れたら

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

作者は疲れているのかも知れません。

物凄く生々しい恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。

帰って来て早々、胸倉を掴まれて、思い切り唇を奪われた。ぬめっとした舌先が口腔を割行って、そのまま中を蹂躙する。歯も、歯茎も、下も、その付け根までも、全て。目は爛々と輝いていて、何時もの此奴じゃないみたいだった。

普段は、地味で控えめ。陽向で満面の笑みを浮かべるよりかは、日陰でひっそりと口角を上げるような輩だった。そして性格もそれに違わず真面目な輩だった。……制御装置を壊さなければ。

此奴以外の女人と付き合った事がないから分からないが、疲労に比例して奔放になるらしく、足腰立たなくなるまで歩き回った後は、時折全てを置いて俺の体を弄り回す。服越しに質感を確かめる様に体を撫で、とりわけ過敏な部分は繊細に触れてくる。

「お布団、行こうか。君はなーんにも、しなくて良いよぉ」

そしてこうなると、一度頂上を見るまでは絶対に止まらない。


歯の羅列で表面をこそげ落し、此方の理性を無くさせた後はご想像の通り。獣に落ちぶれた俺は覆い被さって、甚振って、ただ相手を暴力的な悦楽に叩き落とした。それでも尚、女は恍惚とした啼き声を上げて喜び続けた。

目を見る。大分理性を取り戻してはいたが、まだ余韻が残っており、魔性めいた側面の名残を晒す。その証拠に先程まで極楽まで連れて行った口は物足りないそうに指をしゃぶっている。だから、あえて。

「俺と別れたら、娼婦にでもなれば良い」

ただ一つの欠点を除き、女の体質は娼婦向きだった。悦楽に弱く、被虐趣味で、さっさと登り詰める。男ならば容易く手を伸ばしたくなる様な体質。一種の天職だろうが。

女はその言葉にべろっと舌を出して、舌なめずりをした。

「冗談キツイよぉ。まぁ確かに私は淫乱で、苛められっ子で、さっさと極楽見ちゃう娼婦向きな体質だけども。だからこそ相手の事なんかそっちのけで良くなっちゃうから、相手を良くするよりも先にバテちゃうんだよねぇ。娼婦は相手を楽しませる為に自分を売るんだよぉ」

猫なで声で、男を誘うような口振り。気持ち的にも、情欲的にも、誘えばきっと乗って来る。けれども、体はもう満足している。どれだけ優しく触れようとも、登り詰める事は出来やしない。既に感度を拾う神経系は死んでいる。それは前に二回戦を行おうとした時からも明らかだった。

「君との相性が良くて安心したよぉ。感度死んでるのに玩具にされたら、痛いだけだからねぇ」


オマケ 普段の君

書店を歩いていた時のこと。どうやらイベント事の様で、グラビアアイドルの際どい広告が店前に飾られていた。隣を歩く女は罰が悪そうに目を逸らし、ぽこぽこと頬を赤く染めている。

「や……やっぱり気になったりするの……かな。男性諸君は。……妄想」

「まぁ、それなりに」

彼女居るのに、如何わしい雑誌に何故手を伸ばすのか。と、全女性が疑問に思う事かも知れない。何故、精力剤の代わりにするのかと思うのかも知れない。

理由を説明しよう。まぁ、女性が若手アイドルに見蕩れるのと似てるのかも知れない。現実と切り離して楽しむのだ。そんな事を言ったら、一緒にするなと平手を噛まされそうだが。

「まぁ、お前の事を想像してもするけど」

付け爪はしてない、素朴な指先。何時も乱暴にではなく、傷口にでも振れる様になぞるのだ。それからだらしなく伸びた舌先が……。

「ひゃっ」

初な声が現実に引き戻す。普段はこんなにあどけないのにな。

相変わらず気持ち悪い作者の発言が続きますよ。

偏見特盛ですよ。なんでも許せる方向けです。


踵使って相手に巻き付く抱き着き方が好きです。

反しになってるので、逃げるのに苦労しそうだなーって。


今回重きを置いたのはギャップ。

お互いがお互いに真面目でクールだけども、本性はただの獣。

本能に忠実で、奔放。そんな二人です。


娼婦は相手を満足させる為に身を売るので、この子には向いてないです。

自分が極楽見たら、相手のことはどーでもいいタイプなので。

感情云々以前に、体が乗って来ない。だから向いてない。


男性の方々が彼女居るのに、艶めかしい雑誌に手を伸ばす理由、何となく分かるんですよ。

少女漫画の際どいシーンを素知らぬ顔で見れる人間なので。

あれは恋愛感情とは全く別のものです。

凄く綺麗なものを見て、「おおー……」って思う気持ちと似てるんじゃないかな?


いや、語彙力!!

違かったら申し訳御座いません。

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