【第2片】サイズをおおきくしてみよう
200文字なんて、自由詩だとすぐですが。
詩、歌詞を投稿するのに。
よく、心を折られるときくのが「200文字以上」の投稿制限です。
俳句や、短歌も定型詩ですけど。
それ一句・一首じゃ投稿できませんので。
複数のものをまとめたり。連作にしたり。解説を入れたり。
先生がたは、くふうなさっているようですね。
定型詩は、サイズも決まっているものが多いことでしょうから。ここでは、やめときますが。
サイズの決まっていない詩や、歌詞のサイズをおおきくして。「200文字以上」の投稿制限を、クリアする方法を考えてみるとしましょうかね。
☆1☆ 歌詞
① 2番をつくる
歌詞のばあい、サイズが足りない、いちばんの理由は、2番がないことでしょう。
2番まであれば、200文字はクリアできることが、多いはずです。
いや、2番描ければ、苦労しねえよ!
そんなかたは
1番と2番は、どんな関係のものを描けばいいの?
具体的な描きかたは?
そいつまで、ここで描くと、話が進まないので(笑)
それはまた、のちほど。
とりあえず、ここでは、サイズのおおきくしかたとして。2番を描くというのが、正攻法とだけ、記しておきます。
② 構成をおおきくする
2番までつくったのに、まだ200文字に足りない(涙)
たまに、私もありますよ。
じゃあ、3番だ。
3番つくるぞ! だあぁーっ!!
いや、おちつけ。
2番つくるのに、あんだけ苦労したのに、3番はないだろ!
じゃあ、どうするか。
3番とまではいかないまでも、構成をおおきくしてやるのです。
まあ、曲がかっちりついちゃってるばあいも、ありますが。
そこはロング・ヴァージョンをつくる、くらいのきもちで。
ふつう、歌詞は
★ Aメロ → Bメロ → サビ(Cメロ)
って、かんじでしょうね。
で、2番まであると
☆ Aメロ1 → Bメロ1 → サビ1
Aメロ2 → Bメロ2 → サビ2
(→Dメロ)→ラスサビ
かな。
このラスサビを、ちゃんとべつにつくる。
あるいは、間奏のソロ部分の前 or 後にくるDメロをつくる。
これだけで、まず足りると思いますよ。
ただ! サビやDメロの歌詞を増やせない、って作品もあるでしょうねえ。
逆に、サビなら、まだ何パターンも描けるよ、とか。
そしたら、他の構造をとって、増やせる部分をかえましょう。
いくつか、パターンあげときますね。
【Aメロ追加】
☆ Aメロ1a → Aメロ1b → Bメロ1 → サビ1
Aメロ2 → Bメロ2 → サビ2
(→Dメロ)→ラスサビ
【Bメロ追加】
☆ Aメロ1 → Bメロ1 → サビ1
Aメロ2 → Bメロ2 → サビ2
Bメロ3 →ラスサビ
【サビ追加】
☆ (アタマサビ)
Aメロ1 → Bメロ1 → サビ1
Aメロ2 → Bメロ2 → サビ2
(→Dメロ)→ラスサビ1(→ ラスサビ2)
歌詞の内容の構成もあるし、曲の構成もあるんで、不自由でしょうが。
逆にサビをあんまりいくつも、描けなくても
☆ Aメロ1 → Bメロ1
Aメロ2 → Bメロ2 → サビ1
(→Dメロ)(→ラスサビ)
っていうのも、ありです。
くりかえしになりますが、すでに曲が。歌メロではなく、全体の構成までできていると、変型は難しいかもしれませんが。
曲をつけるまえだったり、歌メロだけで、全体の構成までは、まだだったりするなら。
歌詞を描ける部分を、増やした構成にしてしまえばいいのです。
ここにあげた以外にも、曲全体の構成は、いろんなパターンがあるので。
いろいろな曲を聴いて、いろいろ試してみてください。
③ リピートする
同じ歌詞で、リピート。
しますよね。
じゃあ、遠慮なく、そこはコピペしちゃいましょう。
あ、私は、しません。
CDの歌詞カードでも。リピートのところは、のってないやつ(とくに洋楽)けっこうあるし。
でも、そんなとこ意地はって。せっかくの作品、のっけられないんじゃ、そんな意地なんて意味ないですよ。
あとで、描きますけど。私も自由詩では、リピート多用して。コピペも、しまくります。
歌詞 → 2番やラスサビ、思いつかないからリピートでいいや
⇒【消極的リピート】
自由詩 → あえてくりかえすことで、印象を強めたい
⇒【積極的リピート】
だからです。
でも、歌詞でも、リピートすることで、その部分の印象が強まるのはいっしょ。
だったら、遠慮せずにリピートしちゃいましょう!
【Aメロだけ2番あり】
☆ Aメロ1 → Bメロ → サビ
Aメロ2 → Bメロ(リピート)→ サビ(リピート)
ラスサビ(リピート)
【AメロBメロが2番あり】=【サビはリピート】
☆ Aメロ1 → Bメロ1 → サビ(リピート)
Aメロ2 → Bメロ2 → サビ(リピート)
ラスサビ(リピート)
なんなら、サビアタマにして、冒頭にも、もういっこコピペしちゃえ!
よくある構成です。リピートしまくり!
☆2☆ 自由詩
自由詩は、自由なものです。
どのくらい自由かっていえば、「自由」な意思で「不自由」をえらべるくらい。
つまり、自由詩なら、歌詞の手法をとりこんだやりかたをするのも、自由だってことです。
つまり、前述の歌詞のふくらませかたを。
自由詩の特定のブロックにかんして。2番ともいえる、対応する部分をつくったり。
対応させるブロック数を増やして、その範囲をひろくすることによって、構成をおおきくしたり。
だいじな部分を、何回も、リピートしたり(そのまま、だったり、ちょっといじって、変形させたり)。
とくに、リピートは、遠慮なくやりましょう。
たいじなんだから、何回でも、言ってやる!
歌詞とちがって。かたちがきまっているから、おなじ部分をくりかえしているのではなく。
ただ、くりかえしたいから、くりかえしているんだ!
なにが、わるい?
——くらいです。
文字数かせぎではなく、だいじなことだから、何回も言う。
だいじなんだもん。何回だって。
何回も、何回も、何回も。大事だから(しつこい)。
結果、文字数が増えて、200文字に達するなら、いいことずくめじゃないですか!
ビバ! コパペ文化!
自由詩だと、1000文字、すぐです。
2000文字、いきそうになっちゃう(笑)