【第22片】「キーワード」から描いてみよう その3
こじつけてみる。
前回同様、「構築する」ワードで、モチーフの特性を描きますが。今回はモチーフの特性を、ただ、きわだたせるのではなく。前回でのべたように、少しうがった解釈から、意外な特性にこじつけてみましょう。
モチーフ:ちょうちょむすび
構築するキーワード
「リボン」「靴紐」
「ちょうちょ」から
「翅」「飛ぶ」→自由なイメージ
「結ぶ」から
「結び目」「縛る」→不自由なイメージ
おもしろいことに、正反対なイメージをもつ単語が、抽出されてしまいました。
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ひろい「背翅」と長い「尾翅」を
おおきく綺麗に「むすべ」たら
「リボン」や「靴紐」の「ちょうちょ」は
喜んでくれるだろうか
せっかく「むすん」だ おおきく綺麗な「翅」で
空を気ままに「飛ん」でみたいと いくら望んだって
それは叶わぬ願い
ちょうちょむすびがその「翅」を得るときは
どこかに「縛ら」れてしまっているときだから
「むすびめ」をといて
自由になろうと思いたったはいいが
「縛り」をほどくとともに
せっかくの「翅」をも失ってしまうのだよ
あぁ なんて残酷なはなしだ
いくらおおきく綺麗な「翅」をむすんでも
どこへも「飛ん」でゆけはしないちょうちょむすび
ひとつ「むすぶ」たびに またひとつ
かなしい宿命を背負った
「ちょうちょ」がうまれるのだと思うと
「むすびめ」をつくる指のなんと罪深いことだろう
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ちょうちょむすびに、こんな特性があるとは、ふだん認識してなかったのではと思います。
こじつけですけどね。




