【第19片】「モチーフ」から「キーワード」を抽出しよう
よくやります。
「モチーフ」を素材として、詩を描く、あるいは詩に使うとき。
「なんとなく」それを使うのも、悪くはないんですが。
そう、悪くないんですよ。
だって、「詩」だもの。
描いてて、自分でもよくわかんないけど、これをもってきたかった。
韻をふませるために、もってきたけど、意味までよくわかんない。でも、なんか成立してる気がする。
そんなのでもいいですし、私もよくやります(笑)
でも、「モチーフ」を深く描きたいと思うなら、その「モチーフ」をきちんと考察することも、大切だと思ういます。
その「モチーフ」の「機能」や「本質」を、鋭く捉えて、例えをまじえて描く、なんてのも好きですが。
ちょっと、難しいんですよね。
ので、まずは簡単なやりかたから。
「モチーフ」から、それを構成する要素、その「キーワード」を抽出するのです。
たとえば
☆イチゴ
:「赤い」(色)
「フルーツ」
「甘い」(味)
と、なりますが。
「春」(旬の季節)
「円錐」(形状)
「飾り」(ケーキ)
など、抽出できる「キーワード」が多くなれば、それを「モチーフ」にして描きやすくなることでしょう(すべて使う必要はありません)。
さらに。
イチゴから、直接になにかを連想するのは難しくても、抽出した「キーワード」からなら、もっとたやすくなるはずです。
「甘い」→「恋」
「円錐」→「雫」
「飾り」→「リボン」
共通の「キーワード」を抽出できそうな単語というヒントをもとに、連想するわけですね。
すると、「キーワード」を介して。
☆イチゴ
→「恋」
→「雫」
→「リボン」
といふうに連想ができるのです。
ひとつのものから「キーワード」を抽出すれば、その抽出した単語だけではなく、それを介して連想した単語まで使えます。
要素から「キーワード」を抽出するやりかた、やってみてはいかがでしょう?
分析的、かもしれませんね。




