【第12片】歌メロはなくても、歌詞を曲にのせてみよう
歌メロはついてなくても、曲に歌詞はのっけられます。
② 歌メロなしで曲にのせる
→歌メロはないが曲はある
歌メロはついてませんが、曲があるのなら、歌詞をのせちゃってください。
イントロや、間奏など、歌ってはいけないところを避けて、歌うべき部分にのみ、歌詞を描きます。
なにも、とまどうことはありません。
なぜならば。歌メロが決まっていれば、音数や、言葉のくぎりなど。いろんな制約が生まれますが。
歌メロがまだなければ。それらの制約から自由になるため、サイズと、リズム、そして曲にマッチする内容かどうかあたりだけに気をつけて、歌詞を描けばいい。
きっちり決まっている歌メロに、「ハメコミ」するよりずっと簡単なのです。
とはいえ。
歌メロもついてないのに、どうやって歌詞をのせていいものか、困るひともいるでしょう。
ですので、簡単な方法をふたつあげておきましょう。
(1)仮歌でのせる
最終的な歌メロ(リズム含む)は、シンガーさんにまかせるものの。
リズムはこんな感じでやれば、ちゃんとのるよということを示すために、なんとなく歌いながら、歌詞をつけてやるのです。
正式な仮歌(矛盾!)として、そのメロディやリズムを残してやることもあれば。あくまで、歌詞を描くための目安にすぎないから、描きおわればそのメロディやリズムを、歌詞から外してやることもあるでしょう。
どちらにしろ、歌詞を描くときに、なんとなく歌いながら描いてやるわけですが。仮歌の仮歌メロとはいえ、曲にあわせて歌いながら描くことにより、曲にのったときにどんな歌になるのかを、想い描きながら、歌詞を描けるわけです。
まあ、シンガーさんによっては、仮歌とまったくちがう歌メロをつけられてしまうこともあるでしょうが、それもまた面白いところ。
あくまで仮なので。歌詞がちゃんと曲にのるサイズや、リズムをしていることが確認できればいいですよ。鼻歌でじゅうぶんなので、歌いながら歌詞をのっけてみましょう。
(2)サイズでのせる
一行の歌詞について、普通の構成の曲なら、4小節か8小節にのせることが多いと思います。
曲の小節数にあわせたサイズの歌詞を描いて、あとはシンガーさんにまかせてしまうわけですが。大丈夫、それで歌いまわせてしまえるのが、シンガーといういきもの。
曲のサイズから、何行ぶんの歌詞が必要か計算して、それにあわせて描くわけです。(もちろん、Aメロ、Bメロ、サビの構成ごとに、何行か計算します。2番や、ラストのサビが必要なら、そのぶんも)
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曲にあう内容とリズム、そしてその範囲のサイズであれば、あとはシンガーさんまかせです。(内容やリズムはあえて、ミスマッチにして、面白いものができることもありますので。結果論として「あう」もの)
鼻歌や行数の計算など、コツさえつかめれば、歌メロに「ハメコミ」するより楽ですので、おそれずチャレンジしてみましょう。
サイズでのせるのは、実際にやってみないと、しっくりこないかもしれませんね。
スタンダードな曲の構成など、理解しておくと、つぎの「歌詞先」でも役に立つため、あとで触れておくつもりです。




