序文
考察
もし、いきなり今までの生活環境から科学技術が全く進歩していない、機械のきの字もないような生活環境に放り出されたら皆さんはどう思うだろう。帰りたいと思うのだろうか。それとも、食って生活していけるのであれば新たな環境に身を置くことも視野に入れられるのだろうか。
基本的には今の便利な生活を捨てることは難しいと思う。俺もそうだ。家族や友人や恋人の事を考えれば帰らなければと思う。え?恋人がいるのかだって?…いませんけどネ。なかなかね。どうにもうまくいかないもんですよ。
ならこちらの環境で彼女ができれば帰りたくないと思うのだろうか。自分にとって最高の彼女ができても機械が発達した便利な生活を捨てる事ができるのか疑問である。だってこっち娯楽らしい娯楽はないし、豊かな調味料を使った多種多様な食事もない。音楽もないし移動手段は基本徒歩。まあ魔法なんていう夢のような要素はあるものの自分には扱えないようだ。便利なだけじゃなくある程度の安全も確保されている。
こうして考えるとあまりにも当たり前の事がとても大事なのだと気づかされる。総合的に考えても帰る事ができるようになったら、すぐにでも帰るだろう。でももし、帰る段取りができた時、帰りたくないと思う要素があるとしたらそれはいったい何なのだろうか……。
さて、初めて物語を書くことになったわけですが。そうなると非常に気になるのはやっぱり読者が現れるのだろうかというところですね。
この小説は今後不定期更新となります。作者がものすごく面倒くさがりなんですよね。申し訳ありません。でも時間はかかるかもしれませんが自分も楽しみながら頑張りたいと思います。よろしくお願いします!