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1. 序章

初投稿です。

どうぞよろしくお願い致します。


日曜日の夕方4時。キッチンの小窓から差し込む西日を眺めながら、私は布団の上で黄昏れていた。


「今日も何もしなかったな・・・」


今日どころか、この土日一歩も外へ出ていない。

食料を買いに行くことすら面倒で、万年床である島の上でごろごろしていた。

寝すぎとちっこい画面の見すぎで頭痛い。

寝ながらスマホのせいで歪んでしまったフレームのメガネをかけて、無意識にスマホへ手を伸ばしたけど、バッテリー残量が3%なのを見て引っ込めた。

充電器しながらゲームはバッテリーに悪い。しょっちゅうやってるけど。


私はスマホ依存症である。

今日もほぼ一日中ちっこい画面をいじっていた。

独身でぼっちな私は、基本的に休日はお出かけせず、引きこもってゲーム三昧。極度の面倒くさがりなので、最近ではさくっとできるゲームアプリばかりしている。

 

スマホができないとなると、あとはごろ寝しかやることないなー

最近お気に入りのゲームもまだ行動力回復してないしなー

なんか新しいのリリースしてないかなー

メインアプリの行動力回復待ちの時間に楽しめるものがいいなー、とスマホに手を伸ばして引っ込めてのループを繰り返す。


やるべきことはあるのだ。

おなかすいたからごはん買いに行くとかね。

だが、面倒だ。


あーあ、ゲームの中みたいにちょっとした行動でも成果が目に見えるようになればいいのに。ごはん食べたらHP10回復とかさ。

なんて思いながらスマホを手に取った瞬間、ぐらりと視界がゆがんだ。

 

なんだ?もしや一酸化炭素中毒!

ガスファンヒータを常時稼働させてるから喚起には気を付けてた…のに…


何もわからないまま、私の意識は白く塗りつぶされていった。


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