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光輝の呼び出し①
「俺、茉莉ちゃんが好きだ。」
「……え?柚希さんが……私を……?」
「……うん。きっと初めて会ったその日から……。」
「あっ……えと……。」
「ごめんね、明日になれば忘れちゃうのに。」
「……。 」
「茉莉ちゃん?」
「私がドジって階段から落ちたりしなければこの記憶も覚えていられるのに……。」
「……俺は覚えてるよ。俺の記憶に残ってる。」
「……柚希さん……。」
「茉莉ちゃん、茉莉ちゃんは俺のことどう思ってる?」
「……私は……。」
《ピルルル……》
「あ、俺だ、ごめん。」
光輝からの突然の電話。
「もしもし?」
『あ、もしもし?今時間あったら屋上きて。』
それだけを言い、電話を切られた。
「光輝に呼ばれたからちと行ってくるね。」
「あ、はい!」
茉莉ちゃん、急にごめんね。光輝も。
でも、好きになっちゃったんだ。




