数年後
あれから数年後……。
俺と茉莉ちゃんは成人式を迎えた。
結局……光輝は自分の成人式にも、茉莉ちゃんの成人式にも顔を出さなかった。
「あいつ……元気かな……。」
俺は茉莉ちゃんと結婚し、一緒に暮らしている。
「ゆずー」
茉莉ちゃんも俺のこと覚えててくれたのも、あの事件の時だけ。
「ん?どしたの。」
「誰か来たみたい。インターホンなったー。」
結婚してから茉莉ちゃんは素を出して来たらしく、怒ると舌打ちするようになった笑
「はいはい行きますよ~」
「早くねー!!」
玄関のドアを開ける。
「久しぶりだな、柚希。」
……こ、この声……。
「光輝……?」
「何?友達の顔を忘れたの?」
「光輝……っ!!」
思わず光輝に飛びつく。
「ちょ、待て僕男には興味無いよ!?」
光輝にアッサリ突き放される。
「ゆず?誰だったの?」
茉莉ちゃんがリビングからやって来た。
「茉莉ちゃん!光輝だよ!」
「こ……光輝……さん!? 」
「茉莉ー♡」
光輝が茉莉に飛びつく。
「光輝~?(^ω^)」
「分かってるよ。柚希のお嫁さんだもんね。
茉莉、綺麗になったね。」
「光輝さん……どうしてここに?」
「あぁ、言い忘れてたね。僕さアメリカ行くんだ。」
『え……?』
「いやー、何か行きたくなってさ!それに向こうで僕の実力がどこまで行くか知りたいし。」
『……。』
「2人とも、頑張って。僕も頑張るよ。」
光輝が背中を向け、帰ろうとした。
「待ってください光輝さん!!!」
茉莉ちゃんが止めた。
「茉莉?」
「……頑張ってください。応援してます!!」
「ありがと。」
光輝は笑顔で帰っていった。
その翌日、光輝は旅立った。
「光輝さん行ってしまいましたね……。」
「だな……。」
「光輝さんなら大丈夫ですよね、きっと。」
「茉莉ちゃんにあそこまでストーカー出来るんだから大丈夫でしょ。」
「ストーカー……?」
「あぁ、いや何でもない。さ、帰ろうか。」
俺は茉莉ちゃんの手を引き、家に向かった。
明日になれば、光輝がアメリカに行ったこと忘れてしまう。
でもいいんだ。俺がまた明日教えるから。
だから、明日も楽しみにしててね。
《END》




