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病院

柚希さんは救急車で運ばれた。

私のせいだ……私のせいで……。


「落ち着いて。大丈夫だから。」

救急隊員の人にすごく慰められた。


「必ず助けるよ。」


「お願いします……柚希さんを……助けて……。」

柚希さん……柚希さん……。


光輝さんも隣に座っているが何も言わない。

病院につき、柚希さんは手術室に入っていった。


「柚希さん……っ。」

涙が止まらない。柚希さんが居なくなったら……考えたくない。いやだ。


「茉莉……。」


「光輝さん何であんなことするんですか!!」

平気な顔で話しかける光輝さんが憎かった。


「柚希さん傷付けたら私が悲しむことぐらい何故分からないんですか!!」

初めて怒り狂ったかも知れない。

今まで誰かに怒るなんてなかったから。


「茉莉……ごめ……。」


「これで柚希さんが……柚希さんが死んじゃったらどうするんですか!!」

泣きすぎて声が裏がっていた。


「茉莉……ごめん。ごめんね。」


「柚希さん〜……うぅ…。」

周りの声なんて聞こえないほど泣いていた。




泣き疲れて寝ていたらしい。

私は病院のベッドで寝ていた。

「ここ……」

横を見てみると男の子が頭に包帯を巻き、椅子に座って寝ていた。


「ん……あ、茉莉ちゃん起きた……?おはよう。」


「大丈夫……なんですか……。」


「ん……?頭?大丈夫だよ。何ともない。」


「柚希さん、本当に大丈夫なんですか??」


「大丈夫だって!ってえ!?」


「え?」


「ノート今無いよ!?何で俺の名前……。」


「あっ……!」

ノートないのに柚希さんの事が分かる……。


「でも、ありがとう。」


「柚希さん心配……したんですよ……。」

私はまた泣き出してしまった。


「ん、ごめんね。」

柚希さんは優しく私を抱き締めた。


「茉莉ちゃん顔上げて?」

柚希さんからの優しいキス……。


最初は触れるだけなのにどんどん激しくなって、舌が絡み合って……。


「茉莉ちゃん、泣かないでよ〜。」

柚希さんが生きていてくれたこと、私の記憶に柚希さんが残ってくれていたこと。すごく嬉しかった。


「ちなみに光輝は自首しに行ったよ。」


「え!?」


「脅迫と近親相姦、それから俺を怪我させたからって。」


「光輝さん……。」


「あ、あとね看護婦さんがさっき茉莉ちゃん寝てたから今日は泊まっていいってさ。」


「ここに?」


「そ。」


「わぁ……嬉しいです……。」


「茉莉ちゃん、上書きしてもいい?」


「え?」


「光輝に触られてたでしょ…」


「……はいっ。」

私たちは他の人に気付かれぬように行為をした。




「茉莉ちゃん、愛してる。」

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