告白
家を出ようとした時だった。
《ピーンポーン》
インターホンが鳴った。
ドアを開けると、柚希さんがいた。
「ゆ、柚希さん!?」
「あ……ノートは見てくれたんだね。よかった。」
汗だくだったから走ってきたのだろう。
「柚希さん学校は……。」
「茉莉ちゃんが来てなかったし、光輝も先生に呼ばれてたからちょうどいいと思って。」
「ちょうどいい……?」
「茉莉ちゃん、必要な荷物だけ持って。いくよ!」
「行くってどこ……」
慌てて家の鍵をしめ、柚希さんに手を引かれ走った。
「茉莉ちゃん、あのさ」
学校裏のマンションの前で止まった。
「は、はい。」
「光輝はだめだよ。」
柚希さんの目が真剣だった。
「光輝さんは……だめ?」
理解ができずつい慌てる。
「後で話すよ。」
マンションの方へ進み部屋に入った。
「ここ、俺の部屋。」
そういって玄関に入ると柚希さんの匂いがした。
「あ……。」
柚希さんの匂い落ち着く。
「今お茶出すね。」
せっせとお茶を出してくれた。
「あの……光輝さんがダメってどういう……」
「茉莉ちゃん今日の朝光輝と何かなかった?」
「あ、あります……。」
「何されたの」
「襲われました。」
「茉莉ちゃん何て言われたの?起きた時」
「キスされて”付き合っている”と。」
不思議で不思議で仕方ない。
「あの……これ……。」
ノートを取り出し柚希さんのページを開く。
「っ……。これ、本当?」
”恋?をしているかもしれない”と言うところを見せた。
「本当だと思います……だって今、ドキドキしているんです。今までこんなことなかったのに……。」
ドキドキして柚希さんの顔がまともに見れない。
「茉莉ちゃん……」
柚希さんの顔が赤い。
「俺、茉莉ちゃんが好きだよ。」
「わ、私……も好きです……。」
好きなの。きっと。だから光輝さんが”付き合っている”と言ってもピンと来なかったんだ。
柚希さんが私を抱きしめる。
『ん……う……。』
柚希さんとのキス、すごくエロい……。
舌と舌が絡み合って……とろけそう。
「柚希さん……。」
「茉莉ちゃん……。」
「あっ。」
大事なことを思い出した。
「どうしたの?」
「ノート書くんです♡」
せっせとノートを書く。
「……ありがと。」
”柚希さんと両思い♡”と書き、私達はそのまま寝た。




