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光輝の気持ち
私はお風呂から出てきて、ホットミルクを作っていた。
「光輝さんも飲みますか?ホットミルク。」
「あ、うん、飲みたい。」
色々考えたけど……平手打ちするほどでもないよね。
「光輝さん、その夕方のことごめんなさい。
平手打ちまでする必要なかったですよね……。」
光輝さんが怒るとこなんて見たことないけど、怒られそうで怖かった。
「全然大丈夫だよ。僕の方こそごめんね。」
すごく申し訳なさそうに謝る。
やっぱり光輝さんは優しい人だ。
光輝さんに背中を向けた時だった。
「え……?」
後ろから抱きしめられた。
「茉莉、僕茉莉が大好きなんだ。僕じゃだめ?」
私を抱きしめる手が震えていた。
「光輝さんは……私にとって……」
「兄みたいなものでしょ?」
「……はい。」
「もうそれも嫌だよ。付き合って欲しい。」
ずっとそうやって見ていたんだろうな……。
「あ……えと……私……。」
私は途中で作るのをやめ、部屋に逃げ込んだ。
どうしたらいいんだろう。
どうすればいいんだろう。
柚希さん……




