ノートの中身
私は慌てて部屋に戻り、ノートに色々書いていた。
「……光輝さんのあれは……別にいいか。」
柚希さんのページに”この人は信じられる”と赤ペンで付け足した。
「……柚希さん……。」
何だろう、柚希さんのこと考えると胸がドキドキする。これは一体……?
何かの病気だったりしたらどうしよう……。
そう思い、パソコンで調べた。
「え……”恋”……?」
私、好きな人出来たってこと?いやいや、だって明日になれば忘れちゃってるんだよ?
「……。」
シャーペンで”恋?をしたかもしれない”と付け足した。
「さて、お風呂入って寝ないと!」
自分の部屋から出ると光輝さんがテレビを見ていた。
「お先お風呂入りますね。」
「あ、うん。」
正直まだ怖い。またいつ襲われるか分かんないから。
あーやって見られていたのなら余計に。
「……」
僕は正直このチャンスを待っていたんだ。
茉莉はお風呂に1時間近く入るからね。
茉莉の部屋に入り、ノートを開く。
「”信じられる。”か……。」
下の方に小さく”恋?をしたかもしれない”と言う文字を見て、何等かの感情に飲まれかけた。
「やっぱり好き……なんだ。」
……やだ。取られたくない。僕の茉莉だもん。
茉莉はあげないもん、茉莉は……。
再びリビングに戻り、テレビを見始めた。
茉莉、僕じゃ、ダメなの?




