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Sacred Flame of Darkness  作者: カラクリ/あわぞー
第一章 始まりの炎編
3/83

第3話  黄色い魔術士

「結局こうなっちゃった…」

 

 只今廊下を走っているカインとエリサ。

 何故こうなったかと言うと第2話を見たら分かります。

 

「あのクソ親父…次会ったらしばいてやる…」

 

 カインは先ほどからそればかり言っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先ほどから何人の盗族達を倒して来ただろうか。

 1人で向かってくる奴もいれば、数人で来る奴もいる。

 その度にカインが倒している。

 

「あぁクソ!!キリがねぇじゃねぇか!!!」

「うるさい!また来たわよ!!」

 

 今度は3人だ。

 

「うぜぇ!消えろ!!」

「ぐわっ!」

「へぐっ!」

「がはっ!」

 

 カインはどんどん倒していく。

 

「てか何で俺ばっかザコ達の相手しねぇといけねんだよ!!」

「いいじゃない、戦闘大好きカイン君」

「誰が戦闘大好きだ!!つーかいい加減走るのやめようぜ」

 

 そう、カイン達は城に入ってからずっと走っている。

 今止まったが。

 

「あら?もう疲れたの?情けないわね」

「うっせぇ!こっちは全部相手やってんだぞ!!」

「そういうのは男がするもんなの」

「お前も似たようなもんだろ…」

「…………………」

 

 また言ってしまった。

 いつものくせで言ってしまうのだ。

 治しようがない。

 

「天誅!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しょうがない、そろそろ変わってあげますか」

「はい…よろしくお願いします…」(こいつ輝流無しでも余裕だろ…)

 

 そんな事を思っていた、その時――――――――

 

「来た…1人、2人…嘘…?」

 

 一気に30人くらい来た。

 

「お前変わった途端これかよ…運無ぇな(笑)」

「う、うっさい!」

「とりあえずがんばれ…」

 

 カインは話し終えると少し離れる。

 

「まだ距離はあるわね…いける!」

 

 エリサは敵との距離を確認すると、手を前で合わせた。

 

「神聖なる(いかづち)よ」

 

 詠唱を始めるとエリサの手が光りだす。

 

「地獄の闇をも照らすが如く全てを今此処に解き放て、」

 

 詠唱が最終段階まで進むと、エリサの前に黄色い円の魔術陣ができた。

 

(ほとばし)れ、裁きの閃電ジャッジメント・サンダー!!!!!」

 

 詠唱が終わると同時に、エリサは手を離した。

 すると魔術陣から雷が出てきて盗族達を包んだ。

 

「魔術士の名の元に沈め…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて行くわよ…あら?」

「てめぇ…お、俺まで…巻き、込むな…よ…」

「あはっ、ごめんなさ~い」

「わざ…と…だろ…ガクッ」

 

 カイン HP0

 あの電撃にカインも巻き込まれていたのだ。

 

「これはさすがにやぱいわね……妖精の名を以ちて傷を癒せ、妖精の光(フェアリーナース)

 詠唱が終わるとカインを光が包んだ。

 決して雷では無いのでご安心を。

 

「ふぅ、てめぇなんてことしやがる…」

「生きてたんだから良いじゃない」

「そういう問題じゃねぇだろ!」

「あぁ、うっさい」

 

 カツン、カツン―――――

 

 廊下に足音が響いた。

 そしてその足音はどんどんカイン達に近づいてくる。

 

「今度は何だ?」

「気をつけて、敵かも…」

「すいませーん!」

「…?」

「敵にしちゃ随分軽く話してきたぞ?」

「誰かいますかー?」

「敵…じゃないようだな」

「そうかしら…」

「聞いてますかー?」

「はいはい、何?」

 

 だいぶ近づいてきて、話しかけてきていた人物の顔がようやく見えるようになる。

 そして顔を見て2人は驚いた。

 話しかけてきていたのは長く白い髪の少女だった。

 歳はカイン達とそう変わらないだろう。

 

「えーと…良ければ助けてもらえますか?」

「「はい?」」

 

 少女は話し終えるとニッコリと微笑む。

 その時カイン達は、

 

((どちら様ですか!?))

 

 そんな事を思っていた。

第3話ようやく出来ました。

さてどうでしたか?

あの少女の正体は?それからおっさんはいつ出るのか?

これからもどんどんごちゃこちゃした展開になると思います。

ですがこれからも応援お願いします!

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