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Sacred Flame of Darkness  作者: カラクリ/あわぞー
第三章 千年万華鏡編
29/83

第27話  相殺と破壊

エリサの決め台詞を忘れていました!!

すいません!修正しました。

「がっ…!!」(何だ!?何もされてないのに……斬られたのか!?)

 

 リーフはアシードの方を見る。

 アシードは右手を前に突き出したまま。

 すると、またもやリーフは体中を斬られる。

 

「くそっ…!」

「無駄だってば」

 

 リーフの撃ち出した弾はまたもや返される。

 リーフは弾を撃った瞬間に物陰に隠れていた。

 

「あれ?どこに行ったんだい?」

(一体何が起きてんだ…!!)

 

 アシードは手を上に構える。

 

「隠れても無駄だよ……そこか!」

 

 アシードが言った瞬間リーフは左肩から腹に向かって斬り裂かれる。

 

「っ…!!」(何でバレたんだ!?)

「まだおしまいじゃないよね?」

(あいつの能力が分かんねぇんじゃ勝ち目はねぇ…!)

 

 アシードはリーフに向けて人差し指を向ける。

 

「そっちが銃ならこっちも…ね!!」

 

 リーフは直感的に危険だと思い、その場を離れる。

 するとリーフのいた場所の後ろの壁が深く抉れる。

 それを見てリーフは何かに気付く。

 

「惜しいなぁ。もうちょっとだったのに」

「……なるほどな。そういう事か」

「何の事?」

 

 アシードはわざとらしく首を傾げる。

 

「お前の能力だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カインサイド―――――

 

「…! やっと始めたか」

「リーフ……」

「人の事を心配しとる場合じゃなかろう!」

 

 突然、カインの立っている地面が浮かぶ。

 カインはその場を離れる。

 

「脅かすなよ、おっさん」

「おっさんではない。わしの名はゼルギル・ブルーアックス」

「あっそ!」

 

 カインは左手に炎を灯し、ゼルギルに向かう。

 ゼルギルは避けようともせず、カインのパンチを食らう。

 だが、何もなかったかのように立っている。

 

「その程度の攻撃じゃわしは倒せんのう」

 

 ゼルギルは拳を握り後ろに引く。

 カインはその場を離れる。

 しかし、カインの体はゼルギルの元に戻っていき、ゼルギルのパンチを腹に食らう。

 

「がはっ…!!」

 

 カインはそのまま吹っ飛び、壁に激突する。

 

「いってぇ…」

 

 カインは殴られた腹をさする。

 

「まだ逃がさんぞ」

 

 ゼルギルが手を前に出すとそれにつられてカインが引っ張られるように、ゼルギルの方に飛んで行く。

 そして、またもや殴られ吹っ飛ぶ。

 

「ぐ…くっそ…」

「輝力が尽きかけておる主など最早わしに勝つことは不可能じゃ」

「はっ!そりゃどうだかなぁ」

 

 そう言いカインは首巻に手を掛ける。

 カインの、逆襲の幕開け。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リーフサイド―――――

 

「僕の能力が分かっただって?」

「ああ、結論から言うとお前の能力は『風』かなんかだろ」

「……なんでそう思う?」

 

 リーフはヘッと笑い飛ばす。

 

「さっきまでの斬撃や銃撃は俺の目には見えなかった。最初はただ速いだけだと思ってたが、違うと思ったのは隠れてた俺を見つけたからだ」

「…………………」

「斬撃や銃撃じゃ俺を捜す事は出来ねぇ。だから通常なら目では見えない物で攻撃してたってことになってくる」

「ふふふっ!」

「…何がおかしい?」

「いやね…」

 

 先程まで笑っていたが、突然表情が冷たい物へと変わる。

 

「僕の能力が分かった位で勝った気になっているのがおかしくってね」

「別に勝った気にはなってねぇよ」

 

 リーフは銃口をアシードに向ける。

 

「これから勝つんだからな」

 

 そう言うと同時にリーフは引き金を引く。

 弾は当然のように返される。

 だが、アシードの右肩から血が噴き出す。

 

「何っ!?」

「ビンゴ~」

「一体何をした!!」

「これだよ」

 

 リーフは左手の銃を掲げる。

 

「こっちには実弾が入ってんだよ」

「……なーんだ。ただの子供騙しか。しかも自らネタをバラすなんてね」

「良いんだよ。もう実弾は入ってねーし」

 

 そう言ってリーフは両手の銃をアシードに向ける。

 

荒れ狂う竜巻弾(テンペストブレット)!!」

 

 二つの銃口から同時に竜巻が放たれる。

 

「風には風をってな!!」

「その考えは甘いね」

 

 アシードは手を竜巻に向ける。

 すると、竜巻はリーフに向かって返ってくる。

 

「竜巻だって風だ」

「なっ!ぐあぁぁ!!」

 

 竜巻はリーフに直撃した。

 リーフは竜巻により天井に叩きつけられ、そのまま床に落下する。

 

「あれぇ?もう終わり?」

 

 アシードがリーフに近付く。

 その瞬間リーフが銃をアシードに向かって構え撃つ。

 それに対処できず、アシードは弾をモロに食らう。

 

「ぐぁっ!!」

「ざまぁみろ」

「くそっ、不意打ちなんて卑怯な…!」

「不意突かれる方が悪ぃんだよ」

 

 リーフとアシードはそれぞれ立ち上がる。

 そして、リーフは銃をアシードは手を構える。

 

「破動の力を思い知らせてやる!!飄々たる疾風(ヘルズストーム)!!」

 

 アシードから目でも分かるほどとてつもなく大きな風が刃となってリーフを襲う。

 

相殺する虎閃弾(フィアフルブレイカ―)!!」

 

 左手の銃から虎の形をした弾が発射される。

 その弾は風の刃とぶつかって相殺する。

 

「左は相殺、そして右は―――――破壊だ」

 

 右手の銃から光が漏れ出す勢いで充填されている。

 

「これで終わりだ…帝王の断罪(エンペラーキャノン)!!」

 

 先程の限界の大きさの弾を遥かに凌ぐ大きさの弾を放った。

 そのせいで右手の銃は壊れてしまう。

 

「撃ち放つ…」

 

 

 

「崩壊の銃撃を」

 

 光の弾がアシードを呑み込んだ。

(雪)「この小説って人気あるのかなぁ?」

(カ)「どうした急に?…ないだろ」

(雪)「そんなハッキリと言うもんか!?」

(カ)「時に優しく、時に厳しく」

(雪)「優しくなんてされたことないわ!!」

(カ)「あれ?そうだっけか?」

(雪)「これ以上話しても無駄だわ…」

(カ)「それじゃ、感想と人気投票をよろしくn―――――」

(雪)「よろしくお願いします(・・・・・・)!!」

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