第1話 激しき炎
だいぶ変えました。
何をって?
まぁ色々とですよ。
この世界―――シゼルディアス
この世界には『輝流』というものが存在する。
魔法の様なものと考えてもらいたい。
その輝流を操る者は『輝流士』と呼ばれ、大抵『セーブ』に所属している―――――
第一次闇転戦争時にて、闇を滅し、光を滅ぼさんとする者あり
其の者は全ての輝流士の上に立たんとした
闇も光も其の者を恐れた
いずれ彼らは其の者をこう呼んだ
「 」と―――――
「という事何やけどわかったか?」
「わかりました。カインには明日伝えます」
とある部屋で二人の女性が話していた。
一人は赤い服に眼鏡をかけた女性。
もう一人は肩ほどまである金髪の女性。
「はぁ…何でカイン来てへんねん」
赤髪の女性が溜め息をついて言う。
「どうせどこかで遊び呆けてると思いますよ」
「……まぁ、エエわ。それより明日は頼んだで」
「わかりました」
金髪の女性は部屋から出て行った。
赤髪の女性は棚から本を出し椅子に座って読む。
「これやっぱオモロいな」
読んでいたのはマンガだった。
「ヘックション!」
路地裏でくしゃみをする青年。
「風邪でもひいたか?いや、噂でもされてんのか?」
彼の名はカイン・クリーク。
容姿は黒い髪で右目が前髪で隠れており後ろはハネている。
さらに首には白と黒の模様がついた首巻?をしている。
「明日は仕事だし。家帰って早めに寝るか」
そうして歩き出したとたん――――
「おい、あんちゃんここはワイらのシマやで。何しとんねん」
坊主の大柄な男に絡まれた。
だがカインはよほど早く帰りたいのか、その男を無視した
しかし男は無視されたので怒鳴り出した。
「あんちゃんエエ度胸しとるやんけ…ワイがここいらで「うっせぇハゲ!!」
ハゲは…じゃなくて男は額に青筋を浮かべている。
いつの間にかカインは男達約30人に囲まれてしまっていた。
「ぶっ殺してやらあぁぁ!!!」
そう男達の中の一人が叫んだとき一斉にカインに襲いかかった。
「しゃーねぇな。風邪かもしんねぇってのに…」
―――数分後
「ほう、やるじゃねぇか」
そこに立っていたのはカインと最初の大柄な男だけだった。
他は屍と化している。
…別に殺してないけど。
「けどワイも同じように倒せる思うなや。ワイは輝流士や。ファイターやけどな」
輝流士には様々なタイプがあり、そのうちの一つがファイター。
これは輝力を体に纏い攻撃する単純なものだ。
「せやから降参するなら今のうちやで。まぁ謝っても許さんがのう」
「別に良いよ」
「あぁ?」
「俺がてめぇをぶっ飛ばすだけだから」
「ほう…じゃあやってみろや!!」
走って向かってくる男を見ながらカインはニヤッと笑った。
そしてその瞬間―――――
―――――ボオオォォオ
カインの腕が燃え始めてその炎は徐々に大きくなっていく。
「なっ、まさか!!」
「そのまさかだ、俺も輝流士だ」
「しかも原流士やと…!!」
「そうだ、そして見て分かるだろうが性質は【炎】だ」
男は驚きが隠せない。
「な、あ、そ、そんな…」
「燃え尽きろ…」
「う、嘘やろ…?」
「灼熱の火炎によって!!」
「ぎぃやああぁぁあぁああ!!!」
男の断末魔が路地裏に響いた。
――――数秒後
そこには黒焦げの男と男達の山と1人の青年がいた。
「やべぇ、もうこんな時間だ」
空を見るともう陽がだいぶ沈んでいる。
「さっさと帰ろう」
こうしてやっとカインは帰れることになった。
カインが帰っていくと同時に炎のようだった空は、炎が消えていくようにだんだん暗くなっていった。
皆様初めまして雪龍です。
1話目なんでちょっと短めです。
えーと、とりあえずすみません。
なんか結構ぐだぐだで…なにぶん国語が苦手なもので
まぁこんな感じで続いていくんで応援よろしくお願いします。