深夜のカラオケボックス
今週も来た。
僕、鴨鷹カトラがバイトをしているカラオケに。
真っ黒の服、深くかぶった帽子。どう考えても怪しすぎる。
絶対不審者だ。証拠はないけども。
あいつの歌った後履歴を見てみたら、
【○○○○○○】(R18になるため掲載不可)
【△△△】(過激な歌詞、曲名)
【□□□を□□する】(バキューン!)
完全に人殺しの歌だ。だからって証拠になるわけじゃないが。
そいつの入っているボックス13から注文が来た。
「コーラ・・・」
奥に入ってコーラをグラスに入れてトレイに乗せる。
ドアを開けて中に入る。
男が睨み付けてくる。
「ひっ!・・・お、オイテイキマス・・・」
あぁ、怖い。何なんだ本当にあの男。
また注文が来た。
「ジュース・・・」
奥に入ってジュースをグラスに入れてトレイに乗せる。
廊下を歩く。
「あれ?」
13号室がない。
12、その次は14になっている。
怖い怖い怖い。
カウンターに一度戻って奥にいる店長を呼ぼうとする。
「いない・・・」
店長がいない。
「どういうことなんだよ、もう」
空気に向かって悪態をつく。
深呼吸をして廊下を歩く。
「あ、ある・・・」
13号室は存在した。
中に入る。だが、誰もいない。
「キャッ!」
怖くなって店を飛び出す。
キキー!!!!!!!
ドォォォン
「おい!大丈夫か!」
※フィクションです
鴨鷹カトラ初の怪談、温かい目でお願いします_ _))ペコリン