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第79話 クラスの面々集結〜名前は覚えられない

 少女2人に声をかけられた。


「あ、あの、モンテスキュー侯爵令嬢様。私、チェルシー ロックスと申します。生徒会のグレアム ロックスの妹です。あの今日の入学式での話、そして先ほどのお話のドレスの件ですが、私たち平民もドレスを着ることができるのですか?でも、お金などお高いのでしょうか?」

 

 お金のことは大事よね。でも決まっていないから話はできないのよ。


「まだ、そういった設定をしていないのでわからないですが、皆さんの意見も聞きたいですね。貴族のようなゴテゴテしたドレスが着たいのか、夢でもいいからこういったものを着たいなどあればお話を伺えればありがたいわ」


「わ、私たちの話を聞きたい?えっ?よろしいのですか?」

 ドレスは女の子の憧れよね。これから色々ドレスについて決めていくのは楽しい。


「チェルシーさん、もちろん話を伺いたいわ。よろしくね」


「はい、楽しみです。わ,私のことはチェルシーとお呼びください」

「あの、私のことはミーガンとお呼びください」


「では、チェルシーとミーガンね。私は、アイリと呼んでね」

 ルーとマリアナ2人を見ると頷いているので紹介した。


「チェルシー、ミーガン、こちらは、ルルーシェ王女殿下とマリアナ・ドランタール侯爵令嬢だけど、ルーちゃんとマリアナと呼んで?くださいね」


「「へ?」」


「ちょっと、アイリ、ルルーシェ様はルーちゃんじゃダメでしょ。ルルーシェ様とかでいいのではないの。もう少し考えなさい」


「ごめんごめん、マリアナ。ルーちゃんじゃないわね。チェルシー、ミーガン、こちらはルルーシェ様でお願いします。クラスのみなさんも私のことはアイリで、ルルーシェ様、マリアナ様でお願いします」


 みんな驚いていた。あれ?やってしまったかしら。


「あの、アイリ様とマリアナ様とお呼びしてよろしいのでしょうか?王女殿下はあの、我々平民には恐れ多くて呼ぶことができません。申し訳ございません。」


「ルルーシェと呼んでいただけるとありがたいのですが、ダメでしょうか?」


「あ、あの、い、いえ、ですが王女殿下様を名前呼びは、でも、本当にルルーシェ様とお呼びしてよろしいのでしょうか?」


「ぜひ、お願いします」

「ルルーシェさま」

 ルーは笑顔でありがとうと言った。みんなルルーシェ様と呼んでくれるだろう。


「私も、マリアナと呼んでください。みなさん、よろしくお願いします」


  これで平民の人たちとは仲良くなったなぁ。あれ?そう言えば貴族の方々は?と思い、周りを見ると、様子を伺っている女性陣が数組いるわね。


「みな、席に着くように。担任のデスモンド フォン ドーソンだ。魔導騎士コース専門だ。これから1年このクラスを受け持つわけだが、2年になる時にまた、成績によるクラス分けがある。Aクラスに残るものもあれば、成績によりここに上がってくる者、下のクラスに落ちる者もいる。それは本人の努力次第だ。そういうところは自分で考え行動してほしい。それでは明日からの日程を配る」

 まさしく学校生活の始まりだ。前世は、本当に大学に行くための学科だったが、こちらは国語や数学などの他に魔法、剣術、ダンス、錬金など全く違った学科がある。また違った第二の高校生活で楽しみ。


 それから、クラスメートの自己紹介をしていった。Aクラスは、20人そのうち5人が平民という優秀だなぁ。

 ここで1番位の高いのはルーこと、ルルーシェ様、次が宰相の二男 レオ・ティルズ・フェイノルズ公爵子息、セドリック・パルカス・フォン・セレンタール公爵子息、なんとテッシーの甥らしい。それからうちの領地の隣、サウシード辺境伯二男 アンディ・ケイレンス・ド・サウシード。その次が私とマリアナを含めて4人の侯爵令嬢。伯爵子息子女、男爵子息子女、子爵子女、騎士爵の子息2人がいる。名前が覚えきらないわね。


 明日は校内見学や先輩達の授業の見学、食堂体験がある。明日も楽しみ。授業風景も楽しみだけど食堂体験、使い方から食器の片付けまでするらしいが、貴族は貴族ラウンジを使っても,ここの食堂を使っても良いということだ。


 貴族ラウンジは、平民は許可したものしか入れず、貴族のための食堂だ。ただしお金はそれなりにかかる。下位貴族やお金に余裕がない貴族は食堂を使うことが多い。


 うちのお兄さまは、はじめ誰でも入れる食堂だったが生徒会メンバーになった時に、カイデール殿下のご好意で貴族ラウンジに入れることができるようになったらしい。

 貧乏だったので、貴族ラウンジにお金を支払う余裕がなかったのだ。でも、高位貴族のみんながみんな貴族ラウンジを使用するわけではなかったので、気にすることではない。


 振り返ると、私のやらかしで、お兄さまはカイデール殿下やロベルト様達と距離を取るようになり、お弁当持参するようになった。そしてフラン、リンド、パーシバルと仲良くなり、一緒にお弁当を食べる仲になった。その後、いつものメンバーも一緒に食べるようになり、そして今もお兄さまはお弁当が続いている。お弁当の方が気が楽らしい。好きなものを食べられるからだそうだ。うーん、いいのか?まっいいか、栄養面は考えているし、お金の節約だ。


「アイリ、帰るぞ。全く今日の出張レンタルサービスだったか?また思いつきで口走るのだから。とりあえず帰ったら話を聞かせてもらう。テオドール殿を呼んだ方がいいな」

「はい、お願いします」

 いつもごめんね、お兄さま。お兄さまが優秀で助かるわ。テッシーもごめんね。


 それから、家に帰り会議です。

 テッシーがすでに来ていた。お母さまとお茶をし談笑していた。


「あら、おかえりなさーい、アレクセイ殿、アイリちゃん。また、面白いこと考えたんですって」


「テッシー、ごきげんよう。面白いことというかレンタルドレスの延長版よ」


 さあ、会議をしましょう。








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