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第60話 まさか私が番?

すみません、飲み会後に投稿してしまったので、話を飛ばしました。飲んだ時には投稿しない方がいいですね。

 デビュタントの舞踏会は滞りなく終わった。やっと帰れる。足が疲れた。ベットにダイブしたい。


 自分たちの控え部屋で馬車の順番を待っていると、コンコンコンと誰かが来た。


「国王陛下がお呼びです。ご案内いたしますので、皆様方お支度をお願いいたします」


「へ、陛下がですか?ぜ、全員ですか?」


「そのように仰せつかっております」


「「「「??」」」」

 何でお呼び出し?何かヘマしたかしら。断罪か?断罪なのか?何した私?

さっき、ルーときた王族の居住エリアだ。ルーのことかな。わかった、ルーのことを聞きたいのかな。ルー告白したのかな?親としては心配だよね、娘が転生者だったということは。


 部屋に入ると国王陛下、王妃様、スタンフォート公爵様とご両親の先代スタンフォート公爵夫妻がいらっしゃった。あれ?ルーがいない。キョロキョロしてしまった。


「すまんな、ステファン。挨拶は抜きで楽な言葉で良い。」

「あぁ、ギルバート」

お父さまと国王陛下は仲良しなのかな?名前呼びだ。


「それでだな、私の甥のジェイシスの番の反応があった話は聞いているだろう。しかし探したけど見つからない状態が続いたが、本日、ステファンの娘、アイリ嬢が番とわかった。その件について何か申し開きがあるか」

えっ、まじですか。私が番?そんなバカな。断罪様だよ?


「あぁ、息子のアレクセイと、もしかしてアイリではないのかとは薄々思っていたのだ」


「ほー、それはなぜだ」

お父さまが私を見る。小声で、私が番?嘘でしょ。私が説明しましょうかと呟く。父頷く。


「国王陛下、発言よろしいでしょうか?私の方から説明いたします」


「わかった」

あのやらかしたパーティから、前世の記憶が蘇った話をした。前世、魔法がない、高度な技術でハイテクな暮らしをしていたこと。貴族はいない世界。食文化も充実した世界。もちろん42歳であることも伝えた。

「アイリ嬢はその前世は何をしていたのだ?」

「普通に、幼稚園、小、中、高校卒業し、大学に行き、はじめ、宇宙開発部門がある会社に入社し、家庭の事情で、商品開発の会社に再就職して過ごしておりました。

今、学園で習う算術は、前世では小学校の高学年で習います」

「小学校の高学年とは?」

「12歳ぐらいまでには、あの学園の算術レベルは終わりますね。」

「それほど高度なのか。大学というのはどんなところなのだ」

「小、中学校で、勉強の基礎を教わり、高校は専門技術を学べる所があったり、勉強のワンランク上のことを教わる学校です。大学は、本当に自分が習いたい専門的な学校です。私の通っていた大学は、そうですね、魔法がない世界だったので、いかに便利で快適な暮らしをするための機械を作るための専門知識を学ぶところでした。快適なグッズを作ったりする世界でした」


「だから、最近モンテスキュー領は発展してきたのですね。それはアイリ嬢の知識なのですね」


「そうなのでしょうかね?でも、みんなで協力して作ってきたので、みんなのおかげです。確かに前世の知識と、この世界のことを照らし合わせて、同じような植物や食べ物、物質などを調べて探して作ってみるということをしています」


「なるほど、前世の記憶というものがあるのか」


ここにルルーシュとカイデール殿下が入ってきた。


「どうした?ルルーシュ?カイデール?」

ルルーシュが徐に、

「アイちゃんは何もしていないよ、悪いことをしていないの。だから断罪しないで、お願い」

ルーちゃん、私のことを心配してきてくれたのね。断罪じゃないのよー。


「ルルーシュ、アイリ嬢を断罪なんてしないぞ、どうしたんだ。大丈夫か?」

国王陛下が戸惑っていた。


「アイちゃん、断罪されないの?本当に?よかったー」

私はルーのところに駆け寄った。


「ルー、断罪じゃなかったよー。はじめ断罪かと思ってドキドキしていたけど、違ったのよ」

2人で抱き合っていた。


「父上、すみません。ルルーシュがアイリ嬢が断罪されてしまうと慌てふためいていたので、こちらに連れてきたのですが、断罪じゃなくてよかったです」


「おほん、ルルーシュ、だいぶアイリ嬢と仲がいいのだな。確か、今日初めて会ったのではないか?」

そうです。私とルルーシュは今日初めて会いました。同郷?とあって、打ち解けていますね。

「アイちゃん、あっいえ、アイリ様と初めて喋り、意気投合し引きこもりをやめようと思いました」


ルルーシュが立ち上がり、意を決した顔で立ち上がり,みんなに言った。


「私も、アイちゃんと同じ転生者です。今日アイちゃんと話をして、同じ国で過ごしていたことを確認しました。年齢は違いますが」


「ルー、年齢のこと、言わないでよ。同じ国だけでいいじゃないのー、もう」

みんなびっくりした顔で私たちを見ていた。


「ただ、私は病気で入院していたので、アイちゃんのような知識はあまりないです」


「ルルーシュは病気だったのか?病気で亡くなったのか」

国王陛下が心配そうにルルーシュを見ていた。


「お父さま、前世は15歳で病気で亡くなりましたが、今は健康なので、楽しく人生を謳歌したいと思いましたので、引きこもりを辞めます。今まで、迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」


「迷惑だなんて思ってないわ、ルルーシュ。よかったわ。本当に良かった」

 王妃さまがルルーシュを抱きしめた。国王陛下も2人を抱きしめた。よかったね。


 ところで、私はここに何しに来たのだったかな?

 私は両親とお兄さまの後ろへ下がった。


「お父さま、お母さま、そうだわ、アイちゃんは断罪じゃなければ、なぜ呼ばれたの?」

 うわー、こっち振ってきてしまったよ。ルー。振らなくていいのよ、振らなくて。


「こほん、すまんな、ジェイシス」


「いえ、ルルーシュがいい方向に向かって良かったです。心配していたので」


「さて、本題に戻そう、ルルーシュとカイデールもそこにいなさい。では、ジェイシスよ。アイリ嬢が番だというのは、確かなことか?」

 目を見開いてルーとカイデール殿下が驚いていた。アイリアイちゃんが番⁈⁈


「はい、アイリ嬢と本日、ダンスをした際も龍の鱗が脈をうち燃えるように熱く感じました。これは番としての反応で間違いないでしょうか?」

国王陛下に促した。


「そうだな、番を感じた時には、龍の鱗が脈を打ち燃えるように熱くなる。みんな、そうやって番の存在を感じた」

 龍の鱗を持つ者は、みんな頷いていた。

 本当は、私じゃないのではないかなぁ。他にいると思うよ。たぶん。


「発言お許しいただけないでしょうか」

 私を一斉に見た。怖いのですが。


「あの、番だから愛するというのは女性に対して失礼ではないですか?今まで、その番としてわからなかった時は、好きではなかったですよね。番だとわかったら、愛するなんて、気持ちが軽すぎませんか?それは本当に愛しているわけではなく、番だからという諦めがあるのですか?今までの信頼関係とか皆無だと思うのです。そこの切り替えがよくわからないのですが、教えていただけませんか」

 みんながギョッとして私を見ているわよ。

 聞きたいことははっきりしないといけないわよ。


「確かに、今まで接点もなく、あったとしても、あなたが怪我をした時だ。番だと言われても、あなたの気持ちがついていけないですよね。できることなら、これから歩み寄っていただけるとありがたい」


「スタンフォート公爵様は、番だから愛するのですか?それがどんな人でも」


「確かに番だからという気持ちもあることは確かだ。ただ、お互いのことを知り、歩み寄れたらとも思っている。あなたには好きな人がいることはわかってはいるが、どうか、私、個人を見て欲しい。公爵や王族の血が流れていると考えず、私を見て欲しい、頼む」

スタンフォート公爵様が私の手を取り、私の目を見て、懇願してきた。


 好きな人がいるってだれ?私、どの男性誰が好き?

ど,どうしたらいいの?ここで目を逸らしたらいけないような気がする。目を逸らしたら負けよ。でも,誰かの意見を聞きたい。教えて鑑定さん。




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