第30話 ひとまずお昼ご飯にしましょう
ゲームを作る前にひとまずお昼ご飯にすることにした。お腹が空いた。
「お昼ご飯を食べながら、話し合いましょうか?」
「「はい、お昼ご飯食べたい(です)」」
「殿下やロベルト様はこの前、我が家で、お泊まり会した時のご飯と大体同じですよ。違うのはデザートが違うことかな」
「いや、食べたい」
「あれは美味しかった」
「「わたくしたちも食べたいです」」
みんなはらぺこ隊員だった。みんなで食べるのは美味しいし、楽しい。喜んでくれたら嬉しいなぁ。
うちの厨房の料理人たちの作った料理は、とても料理が美味しい。笑顔は、良き良き。
さてさて、子供たちがどうすれば喜ぶか考えないとね。なんだか、一緒に考えているうちに、よく意見を出してくれるようになった。みんなで作っているって感じで良い。
前世、企画で、チームで一丸となって頑張っていたなぁ。終わった後の、お疲れさん会のビールは格別だった。ビール最高。ビールが飲みたくなった。でもアイリ、15歳。この世界は何歳から飲めるのだ。お兄さまに聞いてみよう、
「子供達なので、ずっと外にいることは風邪をひいてしまうので、中で食事をしようと思っているんです。皆さんも、どうぞ、中にお入りください」
室内に戻り、ご飯の準備は終わっていた。
食事をしながら、相談した。
「子供達をどうやって食べさせようかと迷っています、基本、侍女たちが給仕するのですよね?」
「小さい子たちは、乳母や侍女が給仕しますわ」
なぜ知らないのだ、と言われそうで早口で、どんどん進める。
「食事の種類が色々あるので、選ばせてあげたいのです。それなので、スープとデザートはワゴンに料理を乗せて、うちの給仕のものが回り、メインは朝、見本を見せて選んでもらおうと思っています」
用意する料理は、
ご飯部門が焼きおにぎり、オムライス。
パスタ部門がナポリタン,ミートソース、クリーム系
パン部門はパンケーキ、フレンチトースト、ソーセージパン、クリームパン、コーンパン。
バーガー部門ハンバーガー、チーズバーガー、照り焼きチキンバーガー、サンドイッチ
「小さい子には、この前フェルナンド様がお越しいただいた時のお子様ランチを用意しようと思っています。どうすれば、ワクワクするような食事になるのかと考えております」
「なるほど、アイリ嬢は色々考えるね。小さい子たちは、お子様ランチ、フェルが食べていたのはワクワクして、そして美味しかった。」
カイデール殿下が、フェルナンド様にアーンされていたあの時ですね。
「ジェラード、お子様ランチのプレートに今用意した食事を乗せてみて。プレートは、ケチャップライスを中心にしたもの、パンケーキとフレンチトーストを中心にしたもの。ハンバーガーを中心としたプレートには、ハンバーグではなくマカロニグラタンとポテトグラタン、あとはみんなと同じ、ハンバーグ、ナポリタン、サラダ、ポテトフライを乗せてちょうだい。どう、大丈夫?」
「かしこまりました。アイリお嬢さま」
その後、指示通りのお子様ランチプレートが用意され、テーブルに並べられた。
「これはすごいわ。すべて美味しそうだわ。ワクワクしますね」
レティシア様が楽しそうな目で見ていた。
「そうだな、これはすごい。どれにするか迷うな」
私はみんなに説明した。
「説明しますね。
セット1・ケチャップライス、ハンバーグとナポリタン、オムレツ、サラダ、マカロニグラタン、ポテトフライ
セット2・ハンバーガー、照り焼きチキンバーガー、サンドイッチどれか2種類、オムレツ、サラダ、マカロニグラタン、ポテトフライ
セット3・パンケーキかフレンチトーストかクロックムッシュかワッフルかエッグベネディクトどれか2種類、サラダ、マカロニグラタン、ポテトフライ、
これを朝並べておいて、選んで、お昼に出すのはいかがですか。大きい子はもう少し食べたいのなら、好きなもの、興味のあるものを追加注文できるというのはどうでしょうか」
「うわっ、すごく迷うな。でも、こうしたらどうだ。
決まったものは、サラダ、オムレツ、ポテトサラダ、マカロニグラタンだろ。メインを机を並べて、メインを選んで、プレートに乗せる方が効率的だ。」
カイデール殿下が提案してくれた。ロベルト様も追随。
「なるほど、メイン料理を見せて、その場で選んでもらう。いいですね」
「では、スープとデザートもあるのですが、こちらも選ばせるで良いですね」
レティシア様もどんどん意見を述べてくれる。
「いいわね。食べ終わったら、好きなものをまた追加で頼めばよいのでは。」
「俺なら全部というな」
「あり得る、俺も小さいサイズで全部と言いたい」
カイデール殿下とお兄さまは食いしん坊だ。
「では、これから出すのは、全部乗せプレートにしてみますね。女性方は量を少量にして出しますね。男性はどうしますか、半分乗せにしますか?」
「そうだな、はじめは半分乗せにしよう。いろいろ食べたいし」
お兄さま快諾。
「少しお待ちください、準備してきます」
「アイリ嬢、すごいな。アレクセイ。あんなアイデア次から次へと出してくるなんて」
「本当ですわ、今度、我が家のパーティーを演出していただきたいわ」
お兄さまは愛想笑いで対応していた。本当のことが言えないからね。
「お待たせしました、女性はアフタヌーンティースタンドで並べてみました。パンとスープは給仕が回りますので、申し出てください。」
「このスタンドすごいわ」
「おしゃれだわ」
女性陣は気に入ってくれてよかった。
「男性陣は、とりあえず並べたわ」
「男の扱い、雑」
兄よ、男は綺麗さより量だよ。それはスポーツ選手か。
「色々あるから、ちがうものを何回もおかわりするのはいいな」
お兄さま、そんなにおかわりするのかい。
「子供たちが食べ終わったら、子供たちだけの遊び時間を作って、侍女さんや護衛騎士さんたちもこの会場で食べてもらおうと思っているの」
「いいじゃないか」
「アイリ様、無理なお願いなんだけど、うちの護衛騎士と侍女にも食べさせてくださるの?」
「あっ、今も隣の部屋に用意しますね、すみません、気づかなくて」
「アイリ様、申し訳ないのですが、お願いできるかしら、侍女や護衛騎士たちみんなに食べて欲しいわ。アイリさまの料理は美味しいという評判が広がっているのですよ。ふふふ」
「えっ?マジですか」
「アイリ、言葉遣い、気にしろ」
とお兄さま、小声で叱責。
「あい、すいません」
護衛騎士と侍女たちは隣の部屋を用意して、食事してもらった。
あとで聞いた報告では、護衛騎士たちはハンバーガーなどガッツリしたものが大人気。侍女たちは女性たちは甘いもの。とりあえず大好評だったとのこと。良かった。
午後から、すごろく、トランプを作った。◯太郎◯鉄のようなものや、子供達なのでお菓子や絵本がもらえる箇所や騎士に高い高いしてもらえる箇所など、みんなが楽しめるすごろくを作った。
「このトランプ?面白いな。ババぬき?神経衰弱?楽しいな。すごろくもみんなで楽しめて面白いな。これ今度の泊まり会の時にやりたいな」
「カイ、誰の家で泊まる気だ?」
「もちろん、アレクの家に決まっているだろう。アイリ嬢が料理作ってくれて、設備も整っている。そして楽しいゲームもある。泊まるなら、アレクの家しかないだろう」
「あはは、そうだよ、アレク。また、泊まろう」
「お前たち、アイリは領地に帰る気満々なんだよ。そういう時こそ早く逃げようとするぞ」
「えー、どうしてそういう話の方向になるのかなぁ。領地に行こうとしているのに」
周りをガッチリ固められているような気がする。これは危険だ。
「アイリ、父上もみんなで帰れる時と考えているみたいだ。だから俺が休みに入ったらだから,まだ先だ。
なので、泊まり会の計画をしよう」
お兄さまをギロリと睨んでしまった。
「今日は夫婦の日の話です。泊まり会の話は聞かなかったことにしましょう。そうだ、そうしましょう」
さっさと話を戻した。
「すごろくの商品の件ですが、サイコロをふり、出た数を進む。そこに書いてある行動をする事柄を考えましょう。
騎士に高い高い・肩車(安全性重視)
ぬいぐるみ・あみぐるみ・女の子には、髪飾り
お菓子(クッキー、ボーロ、マドレーヌなど)
変顔をする
歌を歌う
セクシーポーズをする
自分がかっこいいと思うポーズをする
ぶりっ子ポーズ
などはどうでしょう」
「ぶりっ子ポーズとはどういうだ」
「えっ、お兄さま一緒にしてください」
お兄さまを道連れにする。
手を軽く握って口元に近づけて上目遣いで、ごめーんと言ったり、頬を膨らませて、口を尖らせ、上目遣いで、頬に手を置き「もーおー」と可愛く怒っているそぶりを見せた。これをお兄さまと一緒にやってました。大ウケである。特にお兄さまがやると面白いね。
「セクシーポーズや、決めポーズなどは大人がやった方が面白いので、子供達には却下ですね。こんな感じのすごろくでいいですかね。考えてみます」
「子供たちはお菓子がもらえたり、女の子にはぬいぐるみや髪飾りとかプレゼントとか嬉しいだろう」
「とりあえず、夫婦の日、みんなで助け合いながら頑張ろう。もしかしたら、子供の参加者や手伝い人が増えるかもしれない。アイリ嬢、申し訳ないが、食事など、多く作っておいて欲しい」
「わかりました、不測の事態にも対応できるように万全を期します。」
「ランドルフやオスカーたちも手伝いに来るかもしれないからなぁ」
「アイリ、フランは朝から手伝いたいといっているから、泊まらせていいよな」
「そこはお父さまと相談してください」
いったい手伝いに何人くるのだろう。
子供の人数の追加なんてあるの?ちょっとお父さま、何人に声がけしたのよー。




