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第121話 バイキング形式を試してみよう

 生徒会メンバー

 生徒会長 カイデール殿下 騎士コース

 副会長  ロベルト 騎士コース

 副会長  アレクセイ(お兄さま) 魔道具コース

 書記 グレアム(官吏コース)

 書記 レティシア 淑女コース

 3年 リドリード 魔導士コース

 3年 ルクセル イサルド カトゥーリンゼ伯爵次男

 薬師錬金コース

 3年 ナリース カバラ ヘリントン子爵嫡男 官吏コース

 3年 ケティ ブルノフ伯爵令嬢 魔導士コース


 2年 カミュエル ザーナス フェイノルズ公爵三男 官吏コース

 2年 テリー ルクセリア侯爵令息 騎士コース

 2年 ルックス ターランド セネルーシー辺境伯令息 騎士コース

 2年 ロンド モラッテリア 伯爵令息 魔導具コース

 2年 フィナ ラグナライド伯爵令嬢 淑女コース

 2年 ブルーナ ソナリアル子爵令嬢 薬師錬金コース

 2年 トリスタン フィット 薬師錬金コース

 2年 キース ペナポルト  官吏コース


 2年生の生徒会メンバーも結構人がいたのね。


 今後の日程だが、生徒会長カイデール殿下と生徒会メンバーに学園長達との交渉をお願いした。


 ルーと私でお兄さまに保温冷できる魔道具を作るよう構造的なことを伝えた。エアコンのように空気を冷やし、お風呂の温度を保つような保温器。

 そして、あのスイーツバイキングのような配置を伝え大まかな絵を描いた。カフェは毎回バイキングではなく期間限定で良いかな。追々考えていこう。


 とりあえずバイキングとは、を生徒会メンバーに実践しようとしている。


 ケーキ数種類、ゼリー、プリン、スパゲッティ、カレー、唐揚げ、ポテト、スープ、サラダでいいかしら。あとは、自分で作るハンバーガーとホットドッグ。デザートもあり、軽食もできる。


 ルールは、並ぶこと、多く取りすぎないこと、取ったものは戻さないなど、制限時間60分(90分は長いよね)。食べ終わったら、お皿を返却口に自分で持っていくこと。簡単なことのように思うが難しいだろうか?


 とりあえず試してみて修正案をみんなで出し合おう。


 そして、まず生徒会メンバー、なぜか3A、お兄さまのご学友のいつものメンバーと1Aにバイキング形式を体験してもらうことになった。先輩後輩の立場で気を遣ってしまうのか、など検証する。


 デザート、スープ、ご飯類、麺類、サラダ、ハンバーガー、ホットドッグ類とコーナーを分けた。


 男性陣はご飯系、女性陣はデザートに分かれた。男の人が多いとご飯系のスペースを広げた方がいいのかもしれないが、カフェといえばデザート系中心よね。やっぱり女性中心に考えようかしら?不満が出るかしら。


 この人数ならスムーズに流れている。男性陣がデザートの方へあまり行かないからスムーズなのかな。


 食事系料理は男性陣が食べているので、無くなるのが早い。デザートの方は落ち着いている。ゆったりと食べられているようだ。器用な女性がいる。給仕する人のように、片手の指に2枚の皿を挟み、それぞれのお皿にデザートを盛っていく。それを見たミーガン、ロッティたちも真似をしている。何回も往復せずにいっぱい盛れるよね。お腹が落ち着いてくると、ペースはゆったりする。一斉に同じ時間帯にすると混み合うのよね。そこも課題だ。 


「お兄さまたち、バイキングの意味わかったかしら?」


「アイリ、楽しいな。でも、難題もあるよな」


「そうなのよ、男性が多いと食事系を多くしないといけないし、私はカフェにしたいから女性中心で考えていこうかなぁと思っているの」

 男性陣が皆、えっ?という顔をしてこちらを見た。そんな顔をされても、男性陣かなり食べるし食事をだしたそばから無くなっていくんだもの。


「アイリ嬢、料理が美味しく、ガツガツと食べてしまったが、女性だけというのは悲しいものがあります。男性も食べたいです。スイーツが好きな男性もいるので、こういうものがあれば、女性を同伴しなくてもデザートが食べられる利点があるのです」


 グレアムさん、スイーツ男子ですか、そうですか。


「そうです、アイリ嬢。今回、次から次へと新しい料理が出てきて楽しくなって食べてしまいましたが、女性のみのお店もあっていいですが、男性も一緒に入れるお店もあった方がいいです」

 同じ薬錬コース、2年のトリスタンさんだ。薬錬コースの合宿をした時も嬉しそうに料理を作ったり食べていたわね。


 もう少し練り直さないと作る方も大変になるわね。男性陣〜、どうしよう。女性ならそんなには食べないだろうし、難しいよ。


「お兄さまー、もうこれでなんとなくわかったので、学園内全員じゃなくていいかも。もう十分わかったわ。もう学園全員じゃなくていい。学園側にも言っていないから、はい、おしまいにしましょう」

 ニコニコしながらお兄さまに断言した。


「アーイーリー、お前投げやりになったな。もう少し多い人数で、スムーズに流れるか検証した方がいいのではないか?」


「そうですよ、アイリ嬢。ぜひみんなに体験させた方がいいですよ。社会勉強です。自分で取り分け、自分で片付けるという風習をつける方は良いことだと思います」

 

 2年生男性陣が乗り気なのですが。私は疲れるから女性のみのカフェがいいのにな。


「アイリ嬢、期間限定でクラスごとに日時を決め、人数を制限すればいいのではないか?その上で男性がどのぐらいたべるのか、騎士コースの面々が食べる量は多いと思うが、男性がどのぐらい食べれば落ち着くのかなど検証すれば今後に役立てられるのではないか?」


 男性陣が乗り気だから案をいっぱい出してくる。


「わかりました。もう少し案を出して精査して、スムーズな運営を考えていきましょう。それでよろしいですか?」


 みんながニコニコしながら頷いている。はぁ、しょうがない。また頑張りますか。フランを統括にさせようかなぁ。


「お兄さま、フランを統括にしてもいいですか?今後の運営に関わってくると思うので、食べる側ではなく運営側にしていいですか?」


「そうだな、今後のためにいいかもしれないな。あいつにはカフェやレストランのほうを頑張って欲しいからな」


 フラン、ごめんなさいね。あなたをこき使います。

 こうして着々と期間限定、学園内バイキングを実行?するの?女性だけでいいのになぁ。









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