りんけーじ60 入浴(汗w)
りんけーじ60 入浴(汗w)
取り敢えず、家に戻り鈴乃から母に経緯を説明してもらうことにした。
「あら、可愛いからいいじゃない。」鈴乃から説明を聞き終わると俺の母親は微笑んだ。
妹の英美里は、これからはお姉ちゃんとして接するね!と、手を取ってうるうるした瞳で見つめた。
鈴乃が帰ったあと風呂に入ることとした。
俺は鏡で自分の容姿をまじまじと見た。
「ふ~む」我ながら可愛いと思ってしまう。
プロプーションも悪くないっと「うわっ!」
胸や下半身は恥ずかしくて、我ながらドキドキしてしまいあまり見られなかった…。
風呂場で体を洗ってみると、女性の肌ってピンク色できめ細かくて、それに柔らかいんだな。…って、何か以前にも同じ感覚を体験したようなって、あっ!あまり、そこら辺を思い出すと何かとても怒られそうな気がしてやめることとした。
湯船に浸かっていると、英美里の声がした「おにい、あ、違ったお姉ちゃーんどう?」
「どうって、男と女の体の違いに驚いている」俺は答えた。
「あー!また、エロいこと考えているんでしょ!お兄ちゃんのエッチ!」ガラス越しに英美里の声がした。
「ち、ちがうよ!体形とか体の柔らかさとかに驚いていたんだ!」俺は赤面して抗議した。
「ふふふ冗談だよ!ちょっと様子を見に来ただけ。ちょっと、入るねー。」英美里はドアを開け俺をちらりと見た。
「あ、ちょっと、待って!」俺は赤面して慌てた。
「いーじゃん、今は同性なんだしー、あーやっぱり!髪の毛をそのままお風呂に浸してる!ダメだよ、ちゃんと髪の毛を上げないと」と、英美里は言いタオルを広げた「はい、後ろ向きで下を見る!」
俺は下を向き髪の毛をそのまま前に垂らした。
「後頭部から巻いて」「前にきたタオルの端をおでこの上で結んで、先端を頭の上に乗せれば、出来上がり!」
「おお!」俺は感嘆の声を上げた。器用に髪の毛がタオルで包まれている。
「ムフフ~、それにしてもエロい体つきですな~」英美里は俺をからかった。
「ばかっ!」俺は、思わず胸を隠した。
「いや~、冗談、冗談!それにしてもカワイイね~、学校行ったら大変じゃない?」
英美里は、ペロッと舌を出した。
pipipiアラームが鳴って、寝ぼけながら上半身を起こす、ふわ~朝だ。髪の毛がじゃまだ!「あ~そうか、何か女子なんだよな~」俺は髪の毛をかき上げ頭を抱えた。
そうもしてられないので、ベッドから出るとカーテンを開けた。
「ふわぁ~」あくびが出たので口を押える、そのまま伸びをした。
ふらふらしながら、顔を洗いに行った。
「おはよう、お姉ちゃん!」そこに、英美里がクスクス笑いながら待っていた「どうせ、朝の準備とかわからないんでしょ!」。
「…」おれは頷いた。
「じゃあ先ず、洗顔ね!私の洗顔料貸すからこれを手に取って泡を作って」英美里は俺の手に洗顔料を出した。
言われた通りに手のひらで泡を作った。
「泡を顔全体に広げて」英美里に指示は続く。
顔中が泡だらけになった。
「はい、そうしたら洗い流す」英美里は顔を洗う仕草をした。
俺は、ごしごしと洗った。
「女の子の肌なんだから、もっと、優しくやんなきゃダメだよ!」英美里からダメ出しが入った。
顔を洗い終わると、
「はい、化粧水塗って!」と再び手に振りかけられる。
俺は顔に液体を広げた。
「そして、日焼け止め!」
―――支度が面倒くさい。
朝食の、コーヒー、イチゴジャムを塗ったトースト、ベーコンエッグとサラダ、バナナとヨーグルトを食べた。
朝食が終わると歯を磨いた。
英美里に手伝ってもらい髪の毛をとかし、凜から借りた女子用の制服を何とか着た。
「うん、これでよし!」英美里が親指を立てた。
鏡を見るとそこには女子高生「円正寺紗那」が佇んでいた。
「行ってきま~す!」やはり声が高い…玄関のドアを開けた。
登校中、後ろから鈴乃が駆け寄ってきた。
「おはよう、円正寺君じゃなかった、紗那ちゃん!」
鈴乃は手を後ろに組み、俺の周囲をぐるっと1回りし、ニヤニヤした。
「お、おはよう」恥ずかしくて下を向いた。
「ふ~ん…な、何かとっても似合っているわね!」鈴乃はウィンクした。
「おはようございまーす!」とっとっとっと、あかねもやって来た。
「うわー!これ円正寺せんぱいですかーっ!何かとっても、かわいいわですね!」
あかねは両手で口を押えキラキラした瞳で言った。




