表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
307/309

りんけーじ307 女王ヘンリエッタ

りんけーじ307 女王ヘンリエッタ


「さあ、女王の間を目指しましょう!」鈴乃が階段を見上げた。

俺たちは階段を昇って行った。

「階段にトラップはなさそうじゃの」凜が慎重に階段を踏みしめた。

「いよいよ最後の間ですね」あかねは、不安と期待の入り混じった気持ちになった。

俺も鼓動の高鳴るのを感じた。

階段を昇りきると、女王の間の扉が見えてきた。

「大きな扉ですね」ヴァールは、そびえる扉を見上げた。

「よしっ!開けるぞ」俺はスレイプニルから降りると、扉に腕を当てた。

扉はかなり重かったが、ギィッと音がしてゆっくりと動き始めた。

ギギギギときしみながら、扉の向こう側の光が見えてきた。

かなり明るく、俺たちの視界は真っ白になった。

やがて明るさに慣れてくると、部屋の真ん中に巨大な椅子があるのが見えた。

「玉座っていうやつか」俺は女王に注視した。

その時「コホン」と咳払いする声が聞こえた。

「よくぞ、ここまで、来た」玉座から幼女の声が響いた。

玉座には6歳くらいの少女がちょこんと座っていた。

「ヘンリエッタ様お久ぶりです」スレイプニルは人間形態に戻ると深々とお辞儀した。

「フム。スレイプニルを破るとは大したものじゃ。ほめてつかわす」ヘンリエッタ女王は、赤い宝石の着いた杖を持ち上げた。

そして、ピョコンと玉座から飛び降りると、俺たちをまじまじと見た。

どうみても、数千年生きているとは思えなかった。

「一体どうなっているんだ?こんな幼女が数千年生きているなんて?」俺は、スレイプニルに質問した。

スレイプニルはニコッと笑うと「騎士様~、ヘンリエッタ様は数千年変わらず、このお姿でこの迷宮を統べていらっしゃいます」と答えた。

「と、すると、女王は神か何かか?」俺は、更に尋ねた。

「いいえ、ヘンリエッタ様は神ではありません」スレイプニルは首を振った。

「どういうこと?」鈴乃もスレイプニルに質問した。

「ヘンリエッタ様は、ここ数千年そのままのお姿でいらっしゃいます」スレイプニルは、当然のことの様に答えた。

「アンドロイドか何かか?」俺は鈴乃の方を見た。

「その可能性があるわね」鈴乃は、頷いた。

「それじゃあ、こちらから行くわよ!」ヘンエッタはそう言うと、両腕を鞭の様に変化させた。

「来るぞ」俺はあかねに合図を送った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ