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りんけーじ294 フェニックスの攻撃

りんけーじ294 フェニックスの攻撃


「久しぶりやな、アリサ」マリスは返事した。

「この階まで進んできたってことは。グリフォンを倒したってことね」アリサは尋ねた。

「どうやら、そのようやな」マリスが答えた。

「あの、アホ姉妹め、軽く倒されやがって」アリサは呟くように喋った。

「でも、この階では、自由にさせないわ」アリサはそう言うと、マントを翻した。

一瞬マントで姿が見えなくなったアリサは、まばゆい光と共にフェニックスへと姿を変えた。

「キェエエエエ」フェニックスは雄たけびを上げた。

そして、空中に舞い上がった。

フェニックスは黄金色に輝き、長い尾からは、キラキラとした光が舞い散った。

キレイだった。

俺は、一瞬見とれてしまった。

「来るで」マリスが叫んだ。

「ヴェントゥス・アレウス・カリドス!」フェニックスはそう叫ぶと、羽ばたき始めた。

フェニックスのはねからは、熱風を帯びた光が吹き荒れた。

その光を浴びた者は、急激に体力を削がれるものだった。

「あかねちゃん!」鈴乃があかねの方を見た。

あかねは、頷くと両手を広げた。

「デーフェンシオ!」あかねが叫んだ。

あかねのシールドが展開されると、フェニックスの光は、ことごとく跳ね返された。

「おのれ!小癪な」フェニックスは悔しがった。

「それならば。これはどうだ!」フェニックスはそう言うと、第二派の攻撃に移った。

「サジタ・アウレア!」フェニックスは飛びながら、体を回転させると、光輝く長い尾を鞭のようにしならせた。

尾は、黄金の矢となり、ものすごい勢いで、あかねのシールドに向かって飛来した。

そして、あかねのシールドに当たるともの凄い音が響き渡った。

「アア、シールドが!」あかねが叫んだ。

あかねのシールドは、ガラスの様に、ピキピキと音を立てて、ひび割れて行った。

「シールドが持たないっ!」あかねは苦しそうにそう言うと、「一か八かっ!」グリフォンに貰った物を試した。

「オリハルコンの盾!」あかねは盾を前面に出した。

オリハルコンの盾はまるで、星座の様に広がりあかねの展開しているシールドを補強した。

すると、今まで崩壊寸前だった。あかねのシールドが頑強に補強され、フェニックスの黄金の矢を、はじき返した。

「よしっ!今よ」鈴乃が反撃ののろしを上げた。


今週は、日曜日に用事があるので、土曜日に掲載します。

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