りんけーじ273 浮き上がったところ
りんけーじ273 浮き上がったところ
「ぷはーっ」と俺は浮き上がり息を吸った。
目の前には、全裸でたたずむ鈴乃がこちらを振り返っていた。
どうやら、ぽよんと柔らかいものは、鈴乃のヒップだったらしい。
俺は慌てて視線を横に外した。
そこには、あかね、凛たちがいた。
程よいふくらみや、ちっぱいふくらみ、ドラゴン級のものまで多数あった。
みんなキャアキャア叫び、これはいかんと思い、上を向いた。
「なんで、お主がいるんじゃ?」凜の叫び声が聞こえた。
「円正寺先輩は、あっち(男湯)に行ったんじゃなかったんですか?」あかねの声を聞こえた。
「何を騒いでいるんや!胸を見られたくらいで」マリスの声を聞こえた。
俺は鼻から何かがツツーっと垂れるのを感じた。
手で鼻を摩ると鼻血が出ていた。
「あんた!ここで何やってるのよ」俺を認めると、鈴乃は頭に巻いていたタオルで胸を隠した。
「俺にも、何が何だか、わからないんだ!」俺は答えた。
「なんで、女になっているのよ!男になって男湯に入ったんじゃなかったの?」鈴乃は俺にバシャバシャとお湯を掛けた。
「それが、男湯に入っていたらクシャミが出て、女性化して、必死に逃げ回っていたら、ここにたどり着いたんだ」俺は両手で鈴乃の掛けるお湯を防いだ。
「いいから、眼を閉じなさい」鈴乃は俺に言った。
「わかった!目を閉じるから、お湯を掛けないでくれ!」俺は、鈴乃にお願いした。
俺は眼を閉じた。
すると、鈴乃もそれを見て、お湯攻撃を止めた。
そして、胸を隠していたタオルで俺を目隠しした。
「これでよしっと」鈴乃はそう言うと「で、どうしてこうなったの?」と続けた。
俺は、事の成り行きをもう一度鈴乃に説明した。
「ふーん。そうなの」鈴乃は納得した様だった。
「どうやら、男湯と女湯は囲いの下でつながっている様ね」鈴乃の顎に手を置いた。
「まあ仕方ない。このまま出るわよ」鈴乃は俺の手を取った。
俺は頷くと、目隠しをされたまま、鈴乃に手を引かれた。
「どうも、男湯に痴女が現れたらしいわ」「いやね」と、他の女性客の声が聞こえた。
俺はドキッとしてその声の横を通り過ぎた。
俺は、何とか鈴乃のガイドで女湯を出ることができた。
服が無かったので、鈴乃に部屋まで取りに行ってもらった。




