りんけーじ230 火山
りんけーじ230 火山
その時だった。
突然ゴゴゴゴと地鳴りがした。
「何!?」鈴乃が叫んだ。
下の方を見ると、地面が割れ溶岩が噴出しているのが見えた。
地面からジリジリと熱気が上がってくるのを感じた
「ヤバイ!」再び俺は叫んだ。
火山が轟音と共に噴火した。
噴煙が広がり、溶岩が辺りに飛び散った。
「マリス!大丈夫?」ヴァールが叫んだ。
「まかしとき!」マリスは巧みに噴煙と溶岩をよけて飛んでいた。
えるの方を見ると、えるも上手く飛行していた。
「危ないところじゃったのう」凜はえるにつかまりながら、左の腕で額の汗をぬぐった。
ロック鳥も相変わらず俺の乗ったマリスを追いかけていた。
再び、地面が揺れ出した。
「また来るの?」鈴乃が火山を見た。
その瞬間、再び火山が爆発した。
1回目より大規模なものだった。
無数に飛んでくる溶岩の塊は、自動車くらいの大きさだった。
「ひゃー、あれに当たったら、ひとたまりもありませんね!」あかねは震えながら、えるにしがみついた。
えるとマリスは、溶岩の塊を上手く避けていたが、今度の噴火は大きかったため、降り注ぐ溶岩の量が大量だった。
「あっ!危ない」ヴァールが叫んだ。
「しもた!」マリスは心の中で叫んだ。
見上げると、小型トラックほどの溶岩の塊が、まさに俺の乗ったマリスの背中を直撃しようとしていた。
マリスは何とか避けようとしたが、間に合わなかった。
「うわぁぁあ」俺は顔を手で覆った。
もうダメだと思った瞬間、周りの景色はスローに流れた。
その時、何か黒い影が俺の前を横切った。
ドォオオンと言う音がした。
俺は顔を覆った手を離した。
どうやら生きているらしい。
「あぁあああ」ヴァールが叫んだ。
下の方を見ると、ロック鳥が溶岩と共に落下していくのが見えた。




