表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
218/293

りんけーじ218 修行

りんけーじ218 修行


そんな訳で俺たちは、フィナに別れを告げた。

この町の将来もフィナがいれば安泰だろう。

鈴乃は、今回の戦いで、自分の魔法が未熟さを痛感したため、魔法の修行をしたいと、言い出した。

俺たちも、修行に付き合うことになった。

修行の場所は北の外れの森が選ばれた。

そこにはゴブリンやオークなどの魔物が多数生息しているとのことだった。

「さあ、修行を兼ねた、魔物退治に行くわよ!」鈴乃は張り切っていた。

「私も、防御魔法をもっと強力にしたいです」あかねも同意した。

「われは、えるに乗りこなすのを、もっと上手になりたいのう」凜がえるの方を見た。

「はい、ますたー」えるはうれしそうにほほ笑んだ。

「私は、精霊たちをもっと上手に扱えるようになりたいです」ヴァールは、くるくるっと指を振った。

「わらわは、神やさかい、今さら修行することもないんやけどな」マリスは修行に付き合ってくれる様だ。

「俺も、この剣を上手く使える様になりたいな」俺は剣を抜くとひと振りした。

俺たちは、えるとマリスに乗り、北の外れの森に向かった。

森に着くと、そこは魔素に覆われた。紫色の不気味な木々が生い茂っていた。

「薄気味悪い森ね」鈴乃はあたりを見回した。

「そうですね、いかにも魔物がいそうな雰囲気がします」あかねはぶるっと震えた。

「わ、われは、この邪悪に満ちた気配嫌いではないぞ」凜はえるに隠れながら言った。

「なーに強がり言ってるんだよ」俺はえるにしがみついている凜につっこんだ。

「それにしても、どこから、魔物が出てきてもおかしくなさそうですね」ヴァールも森の不気味さをひしひしと感じている様だった。

確かに、この森には、邪悪な魔素が充満している。

「じゃあ、森の中を進んで行きましょう」鈴乃がリードした。

「さあいくで」マリスが後に続いた。

しばらく森を進むとスライムがあらわれた。

「あっ!スライム!」あかねが叫んだ。

「まずは、小手調べにっと」鈴乃は魔法の杖を構えると呪文を唱えた「サンクタ・ルクス!」

すると杖の先端が光り、スライム目掛けてその光が飛んで行った。

スライムはすばやく、その光をよけた。

「案外、すばしっこいわね」鈴乃は、更に攻撃を続けた「サンクタ・ルクス!」

スライムはささっと再びかわすと鈴乃目掛けて飛んで行った。


よかったら、ブックマークと高評価をしていただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ