表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
212/295

りんけーじ212 イシュペルとアゴール2

りんけーじ212 イシュペルとアゴール2


「デーフェンシーオ!」あかねがシールドを張った。

アゴールの振り下ろされた腕は、あかねのシールドに跳ね返された。

ガツンとものすごい音がした。

衝撃で地面が揺れた。

鈴乃は太陽の杖にしがみつきバランスを取った。

ちょうど明かり取りの窓からは、夕日が射しこんでいた。

偶然、夕日が杖の先端を照らした。

その瞬間、宝石から一筋の光線が照射された。

「これは!?」俺は思わず叫び声を上げた。

光線は、壁を跳ね返り、あちこちを照らした。

ただあちこちに跳ね返るだけで、それ以上の事は起こらなかった。

イシュペルも加わって、さらに攻撃を続けてくる。

「くうっ!」茜は必死に耐えた。

しかし、徐々にシールドは削られていく。

「早く謎を解かないと」俺たちはあたりを見回した。

「太陽が…横たわる時…太陽の杖を使い…ロボットに太陽のしずく…」俺は鈴乃が解読した古代文を繰り返した。

「あれは、何やろ?」マリスが指さした。

マリスが指さした方を見ると、床に大きな瞳が描かれており、ちょうど目玉の中央に小さな穴が開いていた。

「そうか!」俺は声を上げた。

「あかね?あの目の模様のところまで、動ける?」俺はあかねにたずねた。

あかねは、目いっぱい手を広げ必死にシールドを展開しながら、俺の方を振り返った。

「何とかやってみます」あかねは苦しそうに答えた。

「鈴乃!その杖を、あの目の模様の中央の穴に差し込んで」俺は鈴乃に説明した。

「わかったわ!」鈴乃は目の模様を見て答えた。

俺たちは、イシュペルとアゴールの攻撃をかわしながら、あかねの展開しているシールドごと少しずつ移動していった。

その間も、シールドは少しずつ削られていった。

「あかね!シールドは大丈夫か?」凜が叫ぶ。

「はい、何とか」あかねはちらっと、凛の方を見た。

その間も、イシュペルとアゴールの物理攻撃でシールドに亀裂が入っていった。

「や、やばいです」あかねが叫んだ。

あと少しで、目の模様の中央だというところで、ついにあかねの張ったシールドはガラガラと崩れていった。


よろしかったら、ブックマークと高評価をよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ