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りんけーじ196 ベヒモスとの闘い4

りんけーじ196 ベヒモスとの闘い4


 俺は剣を構えた。

ベヒモスは、空中を舞う凜とえるに向けて、火の玉を吹いていた。

「よしっ!今だっ」俺は、ベヒモス目掛けて剣を振るった。

「ゴット・ヴィント!!(神の風)」と叫んだ。

その瞬間、剣から猛烈な風が沸き起こり、つむじ風となったその風はベヒモスに命中した。

真空を生むつむじ風は、無数のかまいたちとなり、ベヒモスの体に襲い掛かった。

「ギャオウウウン」ベヒモスは咆哮を上げた。

ベヒモスの装甲に亀裂が入った。

しかし、まだ倒すまでのダメージにはならなかった。

「よしっ!今度は私よ!!」そう言うと鈴乃は魔術書をパラパラと開き魔法の杖を振りかざした。

「デイ・マレオ!(神の鉄槌)」と叫ぶと、鈴乃の杖の先から、無数の巨大な拳が現れ、ベヒモスに殴り掛かった。

ドドドド!と無数の拳が当たり、ベヒモスの装甲にダメージを与えた。

あかねはその間、ケガをしたマリスに回復魔法を施した。

「レナトゥス!」と叫ぶとマリスは緑色の光に包まれた。

「ここは私たちに任せて、あかねちゃんに、治療してもらって」鈴乃は傷ついたドラゴンに言った。

「すまぬ、あとは頼む!」と言うと。凜とえるは離脱した。

「よしっ!鈴乃!コンビネーションで攻撃していくぞっ!」俺は再び剣を構えた。

「ええ!」鈴乃が頷くと杖を振り上げた。

俺たちは走ってベヒモスの、攻撃をよけながら、さらに攻撃を続けた。

ベヒモスの攻撃パターンは凜たちが戦っている間に観察できた。

巨体である故に攻撃は遅かったので、避けやすかった。

「効いてる!」鈴乃は俺に親指を立てた。

鈴乃とコンボ攻撃を続けていると、徐々にベヒモスの装甲のダメージが大きくなっていることが分かった。

「鈴乃、ベヒモスにディアボリ・アルミスを使われる前に何とか倒すぞ!」俺は鈴乃に向かって叫んだ。

鈴乃は頷いた。

俺たちは間髪入れずに攻撃を続けた。

やがて、ベヒモスはダメージのため左右にふらつきだした。

「よしっ!チャンスだ!」俺はベヒモスの攻撃を左右にかわしつつ、接近していった。

「はぁああああ!!」鈴乃も反対方向からベヒモスに接近していった。

俺はベヒモスまでギリギリに近づくと一気にジャンプした。


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