りんけーじ182 りあとシャインマスカット
りんけーじ182 りあとシャインマスカット
ちょっとしたトラブルもあったが、水着選びが終了したので、俺たちは、フードコートで休憩することにした。
それぞれ好きな飲み物を注文することにした。
「すっごーい!ママ見て、いろんな食べ物や飲み物がいっぱい」リアはフードコート見回して目を輝かせた。
リアにとっては、初めての体験だったのだろう。
リアはヴァールといろんな店を似て回る中で、一つの店舗の前で足が止まった。
「うわー!」リアは叫んだ。
フレークの上に生クリーム、フルーツソース、小さく切ったチョコレートケーキ、アイスクリーム、さらにフルーツソース、シャインマスカットが乗っかった、パフェだった。
「ママ美味しそうあれ何?」リアは指をくわえて、ヴァールの手を引っ張った。
「あれは、パフェっていうものよ。甘くって、ひんやりして、とっても美味しいものよ」とヴァールは説明した。
「ぱふぇ…ふわぁぁぁ」リアは瞳を輝かせた。
「リアはそれがいいの?」とヴァールが尋ねると、リアはコクリと首を縦に振った。
ヴァールは店員にパフェを注文し、自分はシャインマスカットのジュースにした。
会計をすますと、呼び出しベルを受け取った。
「あれ?ぱふぇは?」リアは不思議そうにヴァールの行動を見ていた。
「お店の人が作ってる間、席で待って出来上がったら、これが鳴るの、そうしたら、取りに行くのよ」とヴァールは説明した。
「なんだかわからないけど、早くぱふぇが食べたい」とリアは、席に座ると待ち遠しそうに足をブランブランと振った。
しばらくすると、ピ・ピー、ピ・ピー、ピ・ピーと机の上に置いていた呼び出しベルが鳴り始めた。
「ママ、ぱふぇできた?ぱふぇだきた?」とリアは、ヴァールに尋ねた。
「できたみたいね。今取りにいってくるから、リアは待っててね」とヴァールがいうと、「はーい!おりこうさんに、りあ待ってるー」と手を挙げた。
やがて、ヴァールがパフェとジュースをトレイに乗せてやってきた。
「はい、リアお待たせ」とヴァールはリアの前に、コトっとパフェをおいた。
「あぁぁぁ」リアは瞳に星がキラキラと輝いた。
「いただきまーす」と言うと、リアは柄の細長いスプーンでパフェを食べ始めた。
最初に上に乗ったシャインマスカットを一粒食べた。
その瞬間、ブドウの甘味と程よい酸味が口の中に広がり、鼻にシャインマスカットの香りが通り抜けていった。
「はぁぁぁ、おいしい!」リアは、味しさに感動した。




