りんけーじ180 プールの準備
りんけーじ180 プールの準備
リアについても、凛の家でお世話になることになった。
えるの竜の魔力でこの世界でもヴァールと親子になっていたので、すんなりと受け入れ
てもらえた。
凛の家に来るとリアは、「ママ!このおうちいいね!」と言って、気に入ったようだった。
ヴァールは夏休み期間中なので、リアと一緒に過ごすことができた。
真夏の暑い日が続く中、俺たちはプールに行くことにした。
プールに行く前に、水着を買うことになった。
皆で集まり、近くのディオンデパートへと向かった。
デパートの水着売り場につくと、水着選びを始めた。
当然メンズ売り場に向かおうとした俺を鈴乃は、「あんたも、こっちでしょう」と言って、レディースの方に引っ張っていった。
その時俺は初めて、女性用の水着が必要なことに気づいた。
ほかの女性陣はキャッキャと水着選びを楽しんでいた。
あかねが「やっぱりワンピース型がいいです」と言って、可愛らしいピンクのワンピースを試着した。
くるっと回転すると後ろには大きなリボンがついていた。
「いい感じじゃ」と凛が頷いた。
「そういう凛さんはどれにするんですか?」とあかねが聞くと凛は「こんなのはどうじゃ?」と、首に襟と蝶ネクタイ、両手と左太ももにはフリルのついたバンド、トップ、ボトムは前面が紐で結ばれたいかにも地雷系の水着を試着していた。
「凛さんとコンセプトが合いますね」とあかねが答えた。
「そうじゃろ、そうじゃろ」と凛は喜んでいた。
「ますたーこんなのはどうでしょうか?」とえるは試着室のカーテンをシャッと開けた。
黒いビキニだがトップ、ボトムとも装飾に紐が付いているもので、トップは胸の下にボトムは骨盤辺りに紐がついているので、よりセクシーに見えた。
「おお、それはいいの!」と凛は、はしゃいでいた。
「わらわも親分と同じデザインがいい!」と言って、マリスはえると色違いの青いものを試着していた。
マリスもプロポーションがいいので似合っている。
ヴァールはリアと一緒に水着を選んでいた。
リアは、ワンピースのピンクの大きな花柄がプリントされ、胸元に大きなリボンが付いた水着を試着していた。
「リアちゃんか~わいい!」と、あかねは瞳をハートマークにしていた。
「エヘヘ、恥ずかしいな…」リアはぽっと頬を赤らめた。
「いいわリア!似合ってる」ヴァールに言われるとリアは嬉しそうにほほ笑んだ。




