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りんけーじ178 四大精霊

りんけーじ178 四大精霊


 あと一つ、マーシュは、ヴァールの行動に感動して、自分のブレスレットをヴァールに分け与えることにした。

マーシュがブレスレットを振りかざし「出でよ、四大精霊たち!」と叫び振り下ろすと、まばゆい光と共に、4人の精霊が現れた。

「この子がウンディーネ、水の精霊です」マーシュは説明した。

ウンディーネは水色の衣装をまとった女の子で自分の回りに水を取り巻き、三又の青い槍を持っていた。

「よろしくね」とウンディーネは手から水を出した。

「この子がサラマンダー、見ての通り火の精霊です」マーシュはサラマンダーを指さした。

サラマンダーは赤とオレンジの服をまとった女の子で自分の回りに炎を取り巻き、赤い色の三又の槍を手に持っていた。

「よろしく頼むぜ」とサラマンダーは、炎の槍をくるくると振って見せた。

「次にこの子がシルフ。風の精霊です」マーシュは説明を続けた。

シルフは緑の衣装を着た、透明の羽根がある女の子でその羽根は、光の加減で7色の輝きを放った。手にはスティックを持っており、その先端は小さなつむじ風がまるで踊るように舞っていた。

「はじめまして、よろしく」というと手に持ったステッキを振ると、心地よい風がヴァールの頬を撫でた。

「そして、4人目はノーム、土の精霊です」

ノームは赤いとんがり帽子を被った女の子で、赤い服にブーツを履いて、ハーケンをもっており、土塊の上に立っていた。

「よろしく。ひ、光は苦手…」というと、ハーケンで土の中に潜っていって、顔だけ出した。

マーシュは、自分の左手につけていたブレスレットを外すと、ヴァールの左腕に装着した。

「これらの精霊たちはあなたが困難に陥った時にきっと助けてくれるでしょう」とマーシュは伝え「それぞれ、3回名前を呼べば召喚できます」と、説明した。

「これであなたは精霊使いだわ」マーシュはほほ笑んだ。

ヴァールはあっけに取られて、一部始終を眺めていた。

4人の精霊たちは、ヴァールのブレスレットを見ると近づいてきた。

「これからは、あなたたちはヴァールを守ってくれる?」とマーシュは4人に告げた。

4人は頷いた。

ウンディーネが「これからは、水、火、風、土の精霊である私たちが、あなたを守護しましょう」と代表して言った。

精霊たちは、挨拶が終わると、それぞれ光の塊となり、ヴァールのブレスレットに戻っていった。


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